あらわれたるもの―１２・駆け引きとは戦いでもあるこれは戦いだ今度は頭脳戦だ
文章の内容は変えず文章を読みやすく変更しました。
三上はまだあきらめていない。
あきらめたらそこで終わりだ。
そうなのあきらめたら終わりなの終終なの。
ラノベのヒロインも言ってる。
終終なんて俺は認めない認められるわけが
ない駆け引きとは戦いでもある。
これは戦い俺は俺の全力で戦う今度は頭脳
戦考えろ考えるんだ。
三上は考えている。
まてよこいつは俺が金を持ってるかわかっ
てるのだろうかならばこれはどうだ。
三上「もし俺が一万を持ってないって言っ
たらどうする」
そうだどうするんだ。
どうするどうするさあどうする。
座敷犬「大丈夫ですワン」
大丈夫だとそうか無い袖は振れないって言
うしなそうかそうか。
座敷犬「分割払いもできますワン」
「ドゴーン」
三上頭の中で何かが爆発なんで犬が分割払
いを知ってるやはりこいつただの犬じゃな
いな。
いや犬じゃなくて妖怪ですから大丈夫です
か。
１００円だとして１００回なのかだがそれ
は間違いいや大間違い通常は分割にすると
沢山払う事になるだが人はその時一回分が
少なければ気にしない事もあるそれが分割
払いの罠まあとは言えすぐに手に入り使え
るって魅力もある。
本来ならそこまでお金をためないといけな
い。
例えば社会人と学生ではまったく違う。
学生ならたっぷり使える遊べるものなら遊
べるし時代のものなら会話にもつながる。
ただし全額払うまでは商品ならその人のも
のじゃない店のもの売ったりすれば一括返
済を要求される可能性もこれは大事だ。
物が壊れたりすれば壊れても払わないとい
けないこれはつらい。
だがそれはしかたがない事長期ローンなど
はほとんどが利息こういう時ある程度後で
も一括でガツンと払った方がいい時もある
それだけ安くつくわけだ。
できるかできないかはローンにもよるがま
あ三上がこんな風に考えるのもしかたない
完全な社会的経験不足だが三上はこの罠を
獣ような感で回避した。
俺の中の何かが危険だと言った気がする俺
は俺の中の俺を信じるだがこれでは現状は
変わらない。
追い詰められた三上。
不思議なのはワラジも娘もアンジュも何も
言わないつまりだこいつはそういうやつな
のか座敷の中でも格が違うのかアンジュは
座敷ではないがワラジには従うだろう。
これは三上が勝手に考えた事真実とは限ら
ない。
だが物事を観察して考える事は大事だ。
しかたがない。
三上「一万はさすがに高いので安くしてく
れ」
値切りに入った。
どこかで声が聞こえた気がした。
商人商人。
そうだ今だけ商人になるんだ俺はやはり一
万は痛い。
座敷犬「わかりましたワンこちらの条件を
きいてもらえるなら考えるワン」
条件の話が進展した気もするが条件がわか
らないまさか誘導されてる。
ここまでを考えていた可能性もその場合は
掌で踊らされていた可能性もそう犬の掌だ。
だが今はそんな事を考えてもしかたがない
先に進むしかない。
三上「条件ってなんだ」
座敷犬「三人人を紹介してくださいワン。
後はこっちでやるワン」
これはどういう事つまり客を紹介しろって
事なのかこれはネズミこう今はマルチだが
マルチ商法なのかだがこれでは喜べない。
そう３人紹介すればただにするとは言って
ないこちらは安くしてくれと言ったのだ。
いったいどれぐらい安くなるかを聞いてな
いこれでは得するかもわからない。
三上「三人紹介すればだだになるのか」
座敷犬「おまえは頭がいいワン」
頭がいいと言われた。
本来はおまえはバカかワンそう言いそうだ
が何を考えてるんだこの犬は三上は混乱す
る今のはこいつらしくないらしくないおか
しいおかしいぞ何かあるのか相手は犬喜べ
ないだからと言って交渉相手にあまり不機
嫌な顔もとりあえずそれを表情を変えずに
聞いたあくまでも本人はそうしたつもりだ
が本当にそうかは三上にはわからない。
三上「いったいいくらになるんだ」
座敷犬「３人の紹介で今回１０００円そし
てこれからも１０００円にするワン」
一気に十分の一にすごい事に半額なんても
のじゃない半額すごいの言葉がかなたに吹
っ飛んで行った瞬間でその後星になって消
えた。
半額っていったい何だったんだろうそう思
える瞬間だがまだありそうそれを言うべき
か言わざるべきかいや言うべきだ何かある
かもしれない罠はどこにあるかわからない。
三上「まだ条件があるんだろう」
座敷犬「さすがだワン。おまえは使えるや
つだワン」
犬に言われても嬉しくないんだからね。
これが本音決してツンデレでは犬相手にツ
ンデレなんてありえない。
まあ人によっては違うかもしれないが。
三上「どんな条件があるんだ」
一つ言えるのは三上は座敷犬の今は掌の上
だ。
