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先輩が僕を好きになる理由が嫌な件  作者: なんだかなぁ
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第百七十七章 そんな事言われても

文章の内容は変えず文章を読みやすく変更しました。

 僕は何もない空間でボーっとしていた。

 そうぼーっとしていたのだ。

 誰かに怒られるかもしれない。

 さっきまでゲームをやっていた感じだ。

 怪獣と戦うゲーム。

 テレビゲームだ。

 そして今はゲームオーバーなのかなんかよ

 くわからない。

 特に何も感じない。

 感じないのだ。

 何がなんだか次はどうなるんだ。

 わからない。

 いつまで続くんだ。

 わからない。

 これはいったいわからない。

 ただ考えるのもめんどくさい。

 なるようになれだ。

 すると突然世界が。

 「ビビビビビビビビー」

 「パリーン」

 割れた。

 ガラスみたいにヒビが入って割れたのだ。

 ガラスが下に落ちていく感じだ。

 「ガシャン。ガシャン。ガシャン」

 そこからなるようになった。

 いや願ってないけど何が起こったんだ。

 誰かが石けんでも投げた。

 いや石だ。

 いや石でも石けんでもどっちでもいいかし

 かし何の為に。

 ピピ「おにいちゃん探しましたよ」

 なぜかピピがやってきた。

 僕「あれピピがいるってここは夢なの」

 これには驚いた。

 ピピ「夢と似ていますがここは幻夢作られ

 た空間です」

 そうなんだ。

 テンションが下がった。

 ああ。

 理解できない事を聞かされてもわからない

 だけだ。

 ああ。

 だがピピは結構きつい。

 ピピ「ダメです理解してください」

 どうやら頭を動かす必要があるみたいだ。

 それにあまりいい状況でない気もしてきた。

 何か感じはじめた。

 なんだなんだ。

 ピピは真剣だ。

 ただこの空間も悪い。

 妙に焦点が合わないというか変な感じだ。

 ふわふわしたりもする。

 だいたい夢がそうだ。

 なんかわかってるようでわからない。

 感触があるようで感触がない。

 不確かな存在そういうものだ。

 ピピ「だいたいおにいちゃんのせいでこん

 な事になったんですから」

 僕のせい。

 僕「えーどうして」

 ピピ「あいつらは怖がらせたかっただけな

 んです」

 僕「え。怖がったけど」

 ピピ「素人はごまかせるかもしれませんが

 あいつらはプロです。怖がったフリは火に

 油です」

 僕「大変だ水をかけないと」

 ピピ「ダメです油火災は水では消えないし

 飛び散って大変な事になりますよ。絶対や

 めてください」

 僕「じゃあどうすれば」

 ピピ「消火器ですね。ちゃんと油にも使え

 るやつか見てをきましょう。最近は花の形

 をしたやつもあって投げ込めば消化できる

 ようなやつもありますよ。鍋ならフタをし

 ましょう。上から覆って布を濡らして酸素

 が供給できなくして消す方法もあります。

 ただ弱いと逆に燃えてしまう事も。とにか

 く水はダメです。そこら中に飛び散って大

 変な事になりますよ。ちなみに電気火災は

 水は感電しますから気をつけましょう。ブ

 レーカーを切るのもありですね。そうそう

 電子レンジは火災になってもあけなければ

 勝手に消えたりします。そういう構造みた

 いですから。汚れてると火災の原因になる

 から綺麗にしときましょう」

 何てくわしいんだ。

 この前おねえちゃんとテレビを見てました

 からね。

 回想シーンです。

 明日香「ピピちゃん覚えておくのよ」

 ピピ「はーい」

 おにいちゃんにはしっかり言っておかない

 と。

 僕「わかりました」

 何の話だったんだろう。

 ピピ「おにいちゃんの能力のせいで大変な

 事が起ったんですよ」

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