第百四十九章 事の重大性に気がついた私だが何もかも遅かった
文章の内容は変えず文章を読みやすく変更しました。
私は私はやってしまった。
やってしまったんだ。
わかってしまえば簡単だった。
なんてことだ。
私は知らないうちにヨハンを失望させてた
のかいやあの中で気づいてないのはユーリ
と私だけ。
ヨハンもニックも待っていた。
待っている待っている待っている待ってい
る。
そうニックは待っていた。
ああああ考えたくないが現実の私は平然と
してるが心の私は頭をかかえてうめいてい
る。
うわーってしかもできるなら地面に転がっ
ているだろうゴロゴロと。
それは一定の方向ではない。
左にかたむき右にかたむきってやつだ。
よく考えればゴロゴロじゃない。
バタバタ。
いやバタンバタンかまあそんな状態だ。
ただユーリは猫をかぶってるかもしれない
が。
ユーリはわからないな本当に。
たぶん気がついてたら本能のままに行動す
るだろう。
この場合はどうしてって突っ込むだろう。
ある意味さらにだいなしだがしかしどうし
て気がつく。
初見だぞ。
初見。
初見では無理だろうあれは無理・・・・・
・。
あんなのどう対応したらいいかわからない
・・・・・・だろう。
そしてわかったがだがもう遅い。
遅すぎる。
時計の針は動きすぎた。
今では手遅れだ。
手遅れ・・・・・・。
もしかしたらヨハンが気配を出したのもそ
れを感じたからかいや待てそもそもどこか
ら見てたんだヨハンはあれは最初から見て
いたような反応だ。
だが気配がなかった。
ユーリも気がついてない。
絶対いたら反応するはずだ。
謎が残る。
残るが・・・・・・。
まあ今はおいておこうこれはこっちは考え
てもわからない。
まさかヨハンとニックがくんでいた。
ちょっと考えられないがそれならつじつま
の合う可能性も最初からなら私の行動も読
んでいた。
ああやればこうやるとまさかと言いたいが
ヨハンだしな。
だが問題は私だ。
くんでいた。
くんでいたとしてもこの場合は関係ない。
・・・・・・関係ないんだ。
あの時にあの時に気がつけばもっと気がつ
いていればあのなんでやねんに対して対応
できていればそうあれはあれはプロレスだ。
プロレスなんだ。
受けを待っていたニック。
なんでやんねんと言って私はあの時「って
なんでやねん」と返すべきだった。
ここで初めて相手のターンだったなのに。
私は自分のターンを見過ごしてしまった。
突っ込むべき所をやらなかった。
ニックも寂しかったかもしれない。
放置ですか放置プレイですか私は人を喜ば
すのは嫌いなんだが結果そうなってしまっ
た。
あれ何か変な方向にだがまてさらに相手が
返したらってなんでやねんってなら終わら
ないぞ。
これはこれはこれはいったいどういう事だ。
だが私は・・・・・・やっとわかった。
それなら全てにつじつまがあう。
そうかだからヨハンが登場する必要がある
のかつまりこうだ。
なんでやねんの言い合いになった時にはさ
らにもう一人必要なわけだ。
それはそれはレフェリーだ。
つまり。
レフェリー「ブレイクブレイク両者離れて」
そして最後にレフェリーは腕を交差させる。
つまりだ。
レフェリー「この勝負ドロー」
これが正解だ。
つまりヨハンはここまでを考えていた。
だが私は残念な結果にしかできなかった。
修行がいやお笑いお笑い力が足りなかった。
知らなくても感じ取れたかもしれない。
うまく対応できてれば私とニックは今頃。
やるなニックそちらこそみたいなセリフで
両方とも上手くいくはずだった。
握手をしていたかもしれない。
そして全てが上手くいきハッピーエンド。
なのに結果はこれだ。
寒い寒いぞ。
全てをもっていかれた。
あると思ったのはほんの一瞬だけこれが敗
者と勝者の違いか。
ある意味初めて知ったかもしれない。
こんなにみじめなものなのかくっだが次は
負けんぞニック。
だがはたして次があるのか。
次が。
次が。
次が。
私は自分のやってしまった事の大きさに対
して震えるしかなかった。




