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先輩が僕を好きになる理由が嫌な件  作者: なんだかなぁ
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第百十六章 私は思った私は女だ

文章の内容は変えず文章を読みやすく変更しました。

 私は待っていた。

 だが白馬の王子はあらわれない。

 やはり白馬の王子は死んだのだ。

 いやいないのだ。

 殺してどうする。

 白馬の王子は何故死んだ。

 リンゴを食べて白雪姫か。

 ひとりぼけつっこみを頭の中でやってしま

 った。

 またやってしまった。

 だがそれがどうした。

 そうだぶっとくぶっとく生きなければ。

 よしえさんは今日も絶好調だった。

 私は気を取り直してあらためて観察した。

 そして気がついた。

 今私を取り囲んでる男達背の高いやつもい

 るが。

 3人共揺れてるのだ。

 なんだこれはゾンビか。

 よく見ると顔色もよくない目にクマが健康

 そうには見えない。

 酔っぱらいには見えないが私にある考えが

 浮かんだ。

 こいつらは弱ってるのか。

 こいつらなら勝てるんじゃないのか。

 カイザーにならなくとも。

 そんな時だ。

 男1「どうやら痛い目に合わせないとわか

 らないらしいなくらえ」

 私は思った。

 なんだこれは。

 パンチが震えてる。

 あんたパンチが震えてるね。

 それはヘロヘロ。

 ヘロヘロヘロヘロ。

 ヘロヘロパンチ。

 これなら勝てる。

 やつは弱ってる。

 私もパンチを出そうとした。

 今だ。出すんだ。私のパンチ。

 すると。

 スマイル「おまえらやめろ」

 私は聞いた。

 聞き間違いと思ったが。

 おまえらおまえらだと私もか。

 だが私は思った私は女だ。

 相手が殴りかかってきてる。

 これは正当防衛になるんじゃ。

 私はパンチを止めなかった。

 だが。

 スマイル「女やめろ」

 こんどは私に対してやめろと言ってきた。

 はっきりと。

 私は動きを止めた。

 様子見だったが何か意味があるのか。

 だからいつでも止められるようにした。

 私のパンチは寸止めみたいな感じになった。

 男1「おいおいなんで邪魔するんだ。おま

 えはそんなやつじゃないよな」

 たしかに善人にはみえないが邪魔何かひっ

 かかった。

 まさか弱いふりをしてこっちが殴るのを待

 っていたのか。

 いやなんだこれはMいやまさかな。

 殴ったら。

 もっとなぐってくれ。

 おれもなぐってくれ。

 おれもだ。

 これはこれできもいが。

 男2「そうだ。どういうことだ」

 この反応は何を意味するのか。

 男3「おいおい無関心がおまえのポリシー

 じゃなかったのか。スマイルさんよ」

 なるほどそうだったのか。

 そっちはわかるが。

 きままなゲーム人。

 そういうイメージだ。

 スマイル「そいつは俺の客だ」

 客たしかにそうだが。

 客だからきてくれたのか。

 わざわざ助けに。

 なんだこれ。

 男1「客だとなら俺達も食べてるんだ。客

 を差別しちゃダメだろう。なあ」

 男2「そうだ差別するなよ」

 男3「俺達も客だぞ。ダメだよなやっぱり

 差別しちゃ」

 こいつらの言ってる事はあってる気がする

 がスマイルが震えてる。

 何が起こるんだ。

 暴れ出すのか。

 スマイル「クックックッアッハッハッハ」

 これはいったい。

 なんだ突然笑い出して。

 ああでも最初の出会いも笑っていたな。

 理解できない事が多い男だ。

 美形なのにな。

 まあ。

 こういうのが好きな女もいるかもな。

 男1「何がおかしい」

 男2「おい今笑うとこなのか」

 男3「しるかこいつの事が俺にわかるわけ

 ないだろう」

 たしかに笑うところかは私もわからないな。

 スマイル「この女はな特別な客だ」

 なんだとどういう意味だ。

 特別だと。

 特別な女でなく。

 特別な客。

 何か店に貢献したのだろうか。

 何もしたおぼえがないが。

 男1「何どういう事だ」

 男2「おいなんだ特別な客って」

 男3「俺に聞くなよ」

 やつらが動揺してる。

 私も意味がわからない。

 

 何故だろう、何故だろう。

 みんなが騒ぐ。

 特別な、客何と、誰かが叫ぶ。

 いくら、いくら。

 考えて、みても。

 ダ、ダ、ダメだ。

 私は、よしえだ。

 意味が、わからん。

 

 スマイル「おまえ達に聞きたい事がある。

 俺の店の作った物はうまいか」

 私は思った。

 何の話だ。

 うまいに決まってるだろう。

 変な質問をするな。

 今考えても。

 ああ。

 たまらん。

 だが。

 男1「うまいかだとうまいわけないだろう」

 へ。

 なんだそれ。

 私は耳を疑った。

 一人。

 男2「まずいけどしかたなく食ってるんだ

 。なあ」

 信じられない言葉が。

 二人。

 男3「そうそう。食い物は選べないしな。

 食べてもらってるだけでもありがたく思え

 よ」

 三人。

 私は思った。

 何を言ってるんだこいつらは。

 だが三人か。

 三人ともか。

 スマイル「この女はな俺の店の作った物を

 うまいと言った。だから特別な客だ」

 たしかに言ったが。

 何見られていたのか。

 観察されていた。

 見られていたのか。

 偶然なのか。

 男1「何おまえ舌がこわれてるんじゃない

 のか」

 「グサッ」

 男2「味覚音痴かかわいそうにな」

 「グサッ」

 男3「いるんだよなそういうやつが」

 「グサッ」

 言葉が突き刺さった。

 なんだこれは。

 まて私の味覚がおかしいのか。

 実はみんながまずいってものを

 私はうまいって食べてたのか。

 なんだこれはここはそういう場所なのか。

 たしかに見た目はよくてもゲロマズ料理も

 あるが。

 どうなってるんだ。

 ふとスマイルを見ると手招きしてる。

 スマイル「女ゆっくりこっちにくるんだ」

 まねきねこか。

 だが。

 私は行く事に。

 ゆっくりか。

 男1「おいどこへいく」

 男2「まて」

 まついみがない。

 私は先に進んだ。

 男3「もどれ」

 もどらない。

 もどる意味がない。

 男1「おいに逃げるのかチキンめ」

 男2「チキンか」

 男3「チキンだな」

 何チキン。

 チキンだと。

 しかも私に向かって

 チキンを3回も言うとは。

 どうやら知らないようだな。

 私がチキンが好きな事を

 私はチキンが好きだ。

 特にフライドチキンが。

 チキンが食べたいと思ったが。

 それ以上は何も感じなかった。

 だが。

 スマイルが反応していた。

 スマイル「何チキンだと」

 何が起こるんだ。

 スマイル「んんフライドチキンも考えてみ

 るか」

 新しいメニューを考えてるだけだった。

 商売熱心なやつだ。

 私は進んだ。

 やつらの叫びは私には意味がなかった。

 チキンチキンと食べたくなるじゃないか。

 相手を間違えたようだな。

 何故かあいつらはついてこない。

 私はこのわけのわからない場所から出てき

 た。

 スマイル「危なかったな」

 危なかった。

 危なかったのか?

 よくわからない。

 しかもあの場所は異様な感じがした。

 よしえ「どういう事だ」

 スマイル「あれがやつらの手だ」

 よしえ「やつらの手」

 どういう事だ。

 スマイル「おまえがやつらを殴ったら」

 よしえ「殴ったらどうなるんだ」

 スマイル「おまえはあそこから出られなく

 なる」

 よしえ「出られなくなるだと」

 スマイル「そうだそうなればやつらはおま

 えにふれられるから金を奪われただろう」

 よしえ「ふれられる。さっきはやつらは私

 にふれられなかったのか」

 わかってきたぞ。

 スマイル「そうだあの場所は問題を起こし

 た者が行く最後の場所だ」

 それで追いかけてこなかったんだな。

 よしえ「罠だったのか」

 スマイル「そうだ」

 危なかったのか本当に。

 殴ってたらあそこに閉じ込められたのか。

 そうなると脱出は無理だ。

 私は礼を言った。

 よしえ「たすかった。ありがとう」

 スマイル「女聞きたい事がある」

 なんだ何を聞くきだ。

 私はドキドキした。

 スマイル「おまえはここから出たいのか」

 出たいか変な事を聞くやつだな。

 出たいにきまってる。

 ここはやばい場所だ。

 よしえ「そうだ」

 この質問の意味はなんだ。

 まて何でそんな質問が。

 スマイル「そうか。おまえは時空使いか?」

 

 絶対絶命のピンチを。

 スマイルに助けられたよしえだった。

 だがスマイルから思ってもいない事を言わ

 れるよしえ。

 おまえは時空使いか。

 とうとう時空使いの話が。

 次回時空使いよしえ。

 時空の向こうでもかすかな光が見える。

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