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先輩が僕を好きになる理由が嫌な件  作者: なんだかなぁ
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第百十一章 当たれば大当たりだ

文章の内容は変えず文章を読みやすく変更しました。

 なんだと。

 よしえに危険がせまっていた。

 声が聞こえた。

 せまるー、カー。

 それはわかってる。

 声が聞こえた。

 頑張れば大当たりだ。

 ばかもの今当たれば終わりだ。

 とっさに車を止める事も考えたが。

 よしえはバカではなかった。

 ここで下手に車を止めればもっと大惨事に

 なる。

 生き残れるの可能性がさらに遠のく。

 そこら中から車が来てるのだ。

 どんな状態になるか想像ができない。

 だがこの場所から逃げるのは端がどちらも

 遠すぎる。

 後ろも見えない。

 しかも目的がわからない。

 車がやってきた。

 音楽が流れてきた。

 「なまけーものがきた、なまけーものがき

 た、なまなま、なまけ、なまけものがきた

 、3本の指で車の運転、突っ込んでくるぞ

 、そら逃げろ、当たれば大当たりだ」

 するとなまけものが運転する車が突っ込ん

 できた。

 あいつはさっきの恨みか。

 大当たりだと。

 だがやられんぞ。

 「とう」

 私は左に飛んだ。

 やつの車は暗闇に消えていった。

 音楽が流れてきた。

 「おお、かみがきた、おお、かみがきた、

 おおかみ、おおかみ、おおかみがきた、く

 るのなら、きなさい、まってるぞ」

 すると今度はおおかみの運転する車が。

 いやきてもらったらこまるのだが。

 誰もまってないぞ。

 やつはなまけものの手下なのかおおかみの

 くせに。

 舌を出して舐めてるのか。

 だがやられんぞ。

 「とう」

 私は右に飛んだ。

 やつの車は暗闇に消えていった。

 なぜ右に飛んだか左にはでかいトラックが

 あれはかわせない。

 ここからでは誰が運転してるかわからない。

 音楽が流れてきた。

 「せまるー、カメ、カメが来る、カメが来

 る、カメが来る」

 まさかだが前からの車にはカメが運転して

 いた。

 カメが運転するとは。

 免許持ってるのかいやそういう問題ではな

 い。

 落ち着け私。

 「とう」

 私は左に飛んだ。

 やつの車は暗闇に消えていった。

 なぜ左に飛んだか。

 右にはでかいトラックがあれはかわせない。

 ここからでは誰が運転してるかわからない。

 しかも少しスピードが速かった気がする。

 じわじわと行くつもりか。

 音楽が流れてきた。

 「しかがきたきた、しかがきた、あたまに

 あるのはつのとつの、くるぞ、しかの大群

 が」

 しかだと。

 だがしかとできない。

 大群。

 一匹だがしかも小鹿だ。

 だが可愛い目をしていてもごまかされない

 ぞ私は。

 おまえもなまけものの手先だ。

 「とう」

 私は右に飛んだ。

 やつの車は暗闇に消えていった。

 少しスピードが速かった気がする。

 じわじわと行くつもりか。  

 音楽が流れてきた。

 「くま、くま、くまがやってきた、くまく

 まくま、やってきた、いくぞ、くま命かけ」 

 いやいや命をかけてこなくてもいいのだが。

 くままでくるのか。

 なまけもの軍団なのか。

 ならもっとなまけてもいいのだが。

 改名しろ。

 はたらきものに変えろ。

 いかん。

 余計なことを考えてしまった。

 「とう」

 私は左に飛んだ。

 やつの車は暗闇に消えていった。

 少しスピードが速かった気がする。

 まだいけるが。

 じわじわと行くつもりか。

 音楽が流れてきた。

 「あざらしが車で、やってーえ、きた、く

 るぞ、くるぞ、くるぞくるぞ、あざらし、

 くるぞ」

 あざらしだと。

 鰭脚類までくるとは。

 かわいいが私は負けないぞ。

 おまえはなまけものの手下だ。

 だまされないぞ。

 「とう」

 私は右に飛んだ。

 やつの車は暗闇に消えていった。

 車は徐々にスピードが速くなってくる。

 次は何がくるんだ。

 音楽が流れてきた。

 「ぶーぶーぶー、ぶー、ぶぶ、ぶー、ぶぶ

 、ぶたがくる、ぶー、ぶぶ、ぶー、ぶぶ、

 ぶたがくる、ぶたがくる、とろりとろける

 焼き豚」

 次はぶたか。

 何焼き豚。

 まさか焼き豚に殺されるのか。

 って見たら。

 よしえ「生きてるやないかーい」

 「とう」

 私は左に飛んだ。

 ただのぶただった。

 ただの音楽と思ったら精神攻撃か。

 さすがに焼き豚が運転するのは想像できな

 い。

 やつの車は暗闇に消えていった。

 車は徐々にスピードが速くなってくる。

 次は何がくるんだ。

 音楽が流れてきた。

 「さ、さ、さぎがきた、さぎしが、突然や

 ってきた、嬉しいな、嬉しいな、さぎしを

 騙すのは、さぎしを騙すのは」

 次はさぎか。

 いやさぎしか。

 いや騙すのか。

 さぎしをくろさぎか。

 そして嬉しくない。

 もう意味がわからんぞ。

 だが考えてばかりもいられない。

 「とう」

 私は右に飛んだ。

 ってただのさぎだった。

 さぎだ。

 さぎにかかったぞ。 

 やつの車は暗闇に消えていった。

 車は徐々にスピードが速くなってくる。

 次は何がくるんだ。 

 音楽が流れてきた。

 「つっぱしる、やつがきた、レッサーパン

 ダがやってきた、くるなら、きてみろ、な

 でてやる、早くきたら、えさもやるぞ」

 次はレッサーパンダか。

 車で突っ込んで来るレッサーパンダなんか

 なでられるか。

 えさなんてもってないからな。

 急がなくていいぞ。

 そう思ってると速い。

 危ない。

 「とう」

 私は左に飛んだ。

 ばったものでなく本物のレッサーパンダだ

 った。

 やつもなまけもの軍団なのか。

 やつの車は暗闇に消えていった。

 車は徐々にスピードが速くなってくる。

 次は何がくるんだ。

 音楽が流れてきた。

 「ワンと言って、やってくる、舌を出して

 、やってくる、しっぽを振ってやってくる

 、それは何か、犬でしょう、犬、犬、犬、

 犬がやってくる、ワンワン言いながらやっ

 てくる」

 次は犬か。

 犬のやつめなまけものの犬になったのか。

 くるならこいよけてやる。

 「とう」

 私は右に飛んだ。

 犬だった。

 しかも舌を出していた。

 舐められている。

 やつの車は暗闇に消えていった。

 車は徐々にスピードが速くなってくる。

 次は何がくるんだ。

 音楽が流れてきた。

 「さるみたいなものが、こちらへくるぞ、

 よくみたら、ただの、るさ、だった」

 次はるさ。

 なんだるさって。

 まあいいよけるだけだ。

 きたな。

 「とう」

 私は左に飛んだ。

 よしえ「るさってどうみてもただのさるや

 ないかーい」

 さぎだ。

 いやさるだが。

 やつもなまけもの軍団なのか。

 やつの車は暗闇に消えていった。

 車は徐々にスピードが速くなってくる。

 次は何がくるんだ。

 音楽が流れてきた。

 「きじきじ、きじきじ、きじきじ、きじが

 いたぞ、きじがいたぞ、きじきじ、きじき

 じ、きじきじ、きじがでたぞ、きじがでた

 ぞ、きじきじ、きじきじ、きじきじ、きじ

 がくるぞ、きじがくるぞ、きじがくる、お

 まえのほうへ、車にのってやってくるぞ」

 次はきじか。

 きじまでいるとは。

 もはやなまけもの大軍団か。

 だがまだ余裕だ。

 「とう」

 私は右に飛んだ。

 きじだった。

 やつの車は暗闇に消えていった。

 車は徐々にスピードが速くなってくる。

 次は何がくるんだ。

 音楽が流れてきた。

 「ヒヒーンと馬がやってくる、ヒヒーン、

 ヒヒーン、ヒヒーンと鳴いて、馬がくる、

 パカラッと馬が、ヒヒーンと馬が、車にの

 ってやってくる、ビュビューン、ビュビュ

 ーン、スピード出し、おまえに向かってや

 ってくる」

 次は馬かスピードを出してやってくるのか。

 車にのってならパカラッってなんだ。

 そうこんな事を考えた私は。

 「とう」

 私は左に飛んだ。

 よしえ「うわー。ドス」

 やつの車は暗闇に消えていった。

 だが私は着地に失敗して倒れてしまった。

 まずいぞこれは。

 尻を打った。

 音楽が流れてきた。

 「あらわしが、とつぜんやってきた、あら

 わしが、車でやってきた、あらわし、スピ

 ードを出してやってきた、何か用事がある

 のかな」

 次はあらわしか。

 あらわし。

 わしだな。

 用事なんてないぞ。

 しまった。

 尻が痛い。

 油断した。

 うまく動けないぞ。

 まずいぞ車が。

 ああわしが。

 私は無駄だが手を振って止まるように合図

 した。

 だが車のスピードは落ちない。

 よしえ「ウワーとまれ。とまれとまれ。ウ

 ワーーーー」

 自分の油断で大変な事になったよしえ。

 いったいどうなってしまうのか。

 車にひかれて死んでしまうのか。

 それは次のおたのしみ。

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