第百十章 俺を知らん奴は素人やぞ
文章の内容は変えず文章を読みやすく変更しました。
そいつは私の前にあらわれた。
それと同時に私の変身も解除されていた。
どうやら次のステージみたいだ。
解除後の試練が無い事に安心した。
腕は痛くならなかったのだ。
そいつは言った。
ごく普通に。
ただそれじたいが信じられない事だが。
?「そうや見てわかるやろ。俺を知らん奴
は素人やぞ」
わかる。
わかるぞ。
わたしには。
やつを間違えるわけがない。
私は思わず叫んだ。
よしえ「おおまえはおまえはおまえは」
私が言葉につまったのでそれは言ってきた。
?「はよいえや。まってんのに。リアクシ
ョンに困るやろ」
よしえ「のめしこきか」
するとそいつが叫んだ。
のめしこき「ななんやねんそれ。俺そんな
んで呼ばれたん初めてや。未確認生物UM
Aとちゃうぞ」
するとよしえは。
踊り出した。
よしえ「ちゃらら。らっらっら。ちゃらら
。らっらっら。ちゃらら。らっらっら。ち
ゃらら。らっらっら。ちゃらら。ユーマー」
のめしこき「おおまえは何がしたいねん」
よしえ「いやユーマーと言われて思わず踊
ってしまった。ユーマー」
のめしこき「大丈夫かおまえ」
よしえ「大丈夫だ。はあー少し疲れたな。
それよりさつきの話だがそうか初めてかな
ら驚いたか」
のめしこき「おまえどんだけ気合入れて踊
っとんねん。ああそうや驚いたわ。めちゃ
めちゃ驚いたわ。どないしてくれんねん」
よしえ「そうかよかったな。サプライズは
いくつになっても嬉しいものだろう」
のめしこき「ああほかおまえはいきなりそ
んなんで呼ばれて嬉しいわけないやろう。
頭おかしいんちゃうか」
よしえ「なんだ。そんなに褒められてもな
。困るんだがフフフフ」
のめしこき「あかん。こいつ頭のねじが何
本かとんどる」
するとよしえはうなり出した。
よしえ「んん。んん。んん。んん。んん。
んん」
のめしこきも少し心配になって声をかけた。
のめしこき「おまえどないしてん突然うな
りだして気分でも悪いんか背中さすったろ
か」
よしえ「んん。反応が鈍くなってきたから
な。面白くないからな。どうしたら元に戻
るか考えていたんだが」
のめしこき「喧嘩売っとんのか」
よしえ「フフフフ。まあなんだな。のめし
こきに言われてもな。困ってしまうな」
よしえはてれながら言った。
のめしこき「だから誰がのめしこきやねん」
すととよしえサラッと言った。
よしえ「おまえがそうだろう。のめしこき
ってなまけものことだぞ。おまえは違うの
か」
のめしこき「なんやわかっとるやないけ。
そうや俺はなまけものや」
よしえ「何。自分でそれを自慢するとは恥
を知れ」
よしえは思ってる事を言った。
だがよしえは思った。
なまけもの。
たしかにこいつはなまけものだがこいつは
サラリーマンのスーツを着てる。
さっきからずっと気になっていたのだが。
なまけもののくせに実は働き者なのか。
変な事を考えていた。
なまけもの「おまえあほやろ。次の説明が
短くなるかもしれんねんぞ」
よしえ「そうかわかった」
なまけもの「どうやらわかったみたいやな」
よしえ「みとめたくないものだな。あやま
ちと言うものはだがしかたない。こうなっ
たらあんたがたいしょう」
なまけものは叫んだ。
なまけもの「どういう事やねん」
よしえ「いやほめているのだが理解できな
かったかなまけものには難しかったか」
よしえは少し寂しそうに言った。
なまけもの「ほめてへんやろそれ」
よしえ「まあそうだな。感じ方はひとそれ
ぞれだからな。これは私流の誉め言葉だ。
わかったか。いやわかれ」
なまけもの「おまえ俺を舐めとるやろ。変
温動物を舐めんなよ」
よしえは考えていた。
どうやら大将と言う言葉がよくなかったみ
たいだ。
次は将軍か大臣にでもするべきかそれとも
何か。
よしえ「たしかになまけものは変温動物だ
がそれは機能放棄であって爬虫類とは違う
からな。温度が変わっただけで死んでしま
う軟弱な存在に言われてもな。説得力がな
いぞ。知ってるか蛇の中には表面が凍って
も生きてるやつもいるからな。何故か血液
が凍らない成分になっているらしいぞ。こ
れぐらいやってもらわないとな」
なまけもの「むちゃいうなや。それは変温
動物でも特別なやつや。それに俺は温度変
わってもこのスーツがあれば大丈夫やから
な」
よしえ「まさかそれは伝説のパワード〇ー
〇」
なまけもの「違う」
よしえ「では伝説のモビル〇ー〇か」
なまけもの「違う」
よしえ「伝説のビジネス〇ー〇」
なまけもの「違う。なんでそれが伝説やね
ん」
よしえ「まいりました。あんたが園長。あ
んたが園長。あんたが園長。あんたが園長
。あんたが園長」
なまけもの「どういう意味やねん」
よしえ「よく考えたのだが動物園で一番偉
いのは園長だと思ったからな。どうだ嬉し
いか」
なまけもの「嬉しいわけないやろ。あかん
。それよりさっきのやけどなまスーツや」
よしえ「なまけものだからなまか」
なまけもの「生命維持スーツやからな。な
まスーツや」
これは突っ込めと言う事なのか。
どっちなんだ。
このドヤ顔は。
そういう事か。
よしえ「なまいっちょう」
なまけもの「おまえええかげんにせえよ。
ええかげんにせんと俺のこの鋭い爪が火ふ
くで」
よしえは驚いて言った。
これはいかないとダメみたいだな。
よしえいきます。
よしえ「なんだとなまけものの爪はするど
いがまさか火をふくとはしかも3本とはす
ごいな」
なまけもの「あほかおまえはひいふくわけ
って」
なまけものはよしえを見て言った。
なまけもの「おまえわろとるやないか」
よしえ「いやただの突っ込みだったのだが
まとも返ってくるとはクックックック」
なまけもの「なんか疲れてきたな。それに
5本もあるやつに言われても嬉しくないわ」
よしえ「知ってるか泳げるのは3本だけら
しいぞすごいな」
なまけもの「普通に泳げるやつが何をいっ
とんねん」
よしえ「ひとでも泳げないやつがいるぞ。
たしかととととかしきだったか」
なまけもの「そんなわけないやろ。カナヅ
チやなくてとんかちと言おうとしてとかし
きになるわけないやろ」
するとよしえは喉を手でたたきながら。
よしえ「われわれは宇宙人だ」
それを見てなまけものは思った。
こいつは理解不能や。
かかわったらあかんやつや。
考えたら負けやな。
なまけもの「わかった。わかったから次や」
よしえ「そうか。そうだおまえがなまけも
のはわかったが何て名前なんだ。まさかな
なしのごんべって事はないだろう」
なまけもの「ほう聞きたいか。そうかなら
教えたるわ。驚くなよ俺はアンドレや」
アンドレ。
それを聞いてよしえ中で何かがはじけた。
よしえ「アンドレってどっちの方だ」
アンドレ「どっち。どっちもこっちもとっ
ちもあるかい。アンドレは俺だけや。俺こ
そがアンドレなんや。アンドレの文句は俺
にいえや」
よしえは暴走していた。
アンドレ一番つけてはいけないものにその
名がついたような。
だがあっちもあるとよしえは思いなおした。
所詮は名前だ。
よしえはさとりの境地に・・・・・・いけ
ませんでした。
そうさとりとはそんな甘い物ではなかった
のだ。
頑張れよしえ。
負けるなよしえ。
頑張れば明日はきっと大当たりだ。
何があたるかはお・た・の・し・み。
よしえ「おい私に言いたい事があったんだ
ろう」
アンドレ「おいやないアンドレや。まあえ
えか。ほな第二関門クリアおめでとう」
よしえ「やはりそうだったか」
アンドレは何かを見ていた。
アンドレ「ああ。ヒヒヒヒヒヒ。時間やな
。なら次行ってもらおうか」
よしえ「何。まだ聞いてないぞ。ルールと
か」
するとあんどれの口調が変わった。
アンドレ「はあー聞こえんな」
完全に悪者の声だった。
よしえ「なんだと」
アンドレ「自業自得やな。あんだけ言った
のに。そやけど一つだけよう聞きやや最後
やで「おまえはもう聞いている」。ほなな」
アンドレは指を鳴らした。
「パチン」
するとよしえはまた別の場所にいる事に。
だがそこは車が沢山行きかう道路だった。
そしてよしえに車が突っ込んできた。
どう考えてもどれかに当たりそうだ。
よしえ「なんだと。くるな。くるな。死ん
だら化けてでるぞ」
己の欲望の為に色々なものを犠牲にし何も
聞けなかったよしえ。
頭がいいのかあほなのか。
たよりは最後に言われた言葉。
その意味とは。




