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先輩が僕を好きになる理由が嫌な件  作者: なんだかなぁ
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第百七章 キツネ

文章の内容は変えず文章を読みやすく変更しました。


 店員「残念ながらドーナツとお菓子は売り

 切れです。コーヒーならありますがいかが

 ですか沢山ありますよ」

 よしえ「どういう意味だ」

 店員「こういう事です」

 すると店員は指を鳴らした。

 「パチン」

 すると。

 店にいた客が突然黒くなり液体になった。

 そして液体はボコボコと沸騰したようにな

 り。

 やがて上に伸びて形をとりだした。

 それを見た私は言った。

 よしえ「エイリアン。缶コーヒー人間だと」

 それは大昔の資料で見た物と同じだった。

 だが何故。

 店員「そうです。かってこの星から逃げる

 事しかできなかったあわれな缶コーヒー人

 間です。そしてあなたを殺しにきたもので

 す」

 よしえ「何。何故私なんだ」

 わからないぞ。

 店員「それはあなたがキツネ人だからです」

 よしえ「キキキツネ人だと。まて私はキツ

 ネだったのか」

 店員「はーーい。いえ違いますよ。キツネ

 人は人でも特殊な能力持ってる者を私達が

 区別をする為につけたものです」

 よしえ「キツネ。キツネ人とはなんだ」

 店員「キツネ人とは私達が人間を捕まえて

 人間に変身しその人間を実験してたのです

 が人間に紛れていた私達を見分ける能力の

 持ち主の事です。おかげでこちらの計画が」

 人間の実験が当然だと言うのか化け物め。

 よしえ「私がか」

 店員「はい。あなたは私を見た時に反応し

 ましたね。私達はキツネ人と普通の人間を

 見分ける事ができるようになりました。あ

 なたは・・・・・・黒です」

 あれがかたしかに何か感じたが。

 機械か何か持ってるのか。

 それに反応したのか。

 店員「私達は私達に害をなすキツネ人を殺

 してきました。あなたも私達に危険が有る

 と判断したので殺す事にしました」

 よしえ「まて私の両親もかすでに殺したの

 か」

 店員「あなたの両親ですか。いえすでに能

 力を失ったキツネ人は放置してます。私達

 は無駄な事はしないのです」

 私の両親は無事だと言う事か。

 少し安心したが。

 店員「勘違いしてもらっては困るのは人類

 は滅ぶ運命なのです」

 よしえ「なんだと」

 店員「環境の異変により全てが海に沈む。

 私達はその人類を残す為に研究をしていた

 のです。そう世界が水でおおわれた時にも

 生き残れるように改造をだが邪魔が入り。

 本当にいまいましい。だから失敗してしま

 いましたが」

 どういう事だてきとうに言ってるのか。

 邪魔どういう事だ。

 だが嘘を言ってるようにも。

 いや騙されるなあれは人類の敵だ。

 よしえ「大きなお世話だ。人間は自分達で

 なんとかする」

 店員「そうですか。こちらももうあなた達

 とはわかりあえない事はわかってます」

 よしえ「でどうする気だ」

 店員「それではチャンスをあげましょう」

 よしえ「何。チャンスだと」

 店員「私達は鬼でも悪魔でもありませんか

 ら」

 たしかにそうだな。

 お前たちは鬼でも悪魔でもない。

 人類にとって恐ろしいエイリアンだ。

 店員「時間をさしあげましょう。5分。5

 分たてばあそこにいる30人の缶コーヒー

 人間が一斉にあなたを殺しにきます。でも

 安心してください」

 私は叫んだ。

 よしえ「安心だと。どう安心するんだ」

 店員「30人は武器を使いません」

 武器を使わない。

 たしかに武器を使われたらどうにもならな

 いが無しでもどうにかできる数じゃないぞ。

 それも一度に30人。

 それに缶コーヒー人間の戦闘能力がわから

 ないのが不気味だ。

 店員「それと戦いたくなったら戦うと言っ

 てもらえばすぐに戦が始まりますので」

 どういう事だこれは。

 何か意味があるのか。

 誰が言うというんだ。

 自分がふりになるような事を。

 それともあきらめてさっさと殺して欲しい

 やつの為か。

 しかしこれは銃殺ではない撲殺だ。

 それは考えられないが。

 まさか特殊な趣向の変態の為。

 いやまさかな。

 まて私は変態じゃないぞ。

 落ち着くんだ。

 店員「では始めます」

 そう言って店員は指を鳴らした。

 「パチン」

 すると巨大な時計が現れた。

 私は叫んだ。

 よしえ「何。アナログ時計だと」

 すると店員は頭を下げ。

 首をふりながら。

 両手をかたぐらいの高さで手のひらを上に

 向けた。

 外人が良くするポーズだ。

 やれやれって感じの。

 人間のくせにアナログぐらい読めよって事

 だろう。

 アナログがわからない人間もいるからな。

 そう思ったのだろう。

 店員は疲れた顔で。

 店員「わかりました。ではこれでサービス

 です」

 そう言って店員は指を鳴らした。

 「パチン」

 今度はデジタル時計が現れた。

 秒もついてる。

 これはわかりやすいぞ。

 いや決してアナログがわからないわけでは

 ない。

 店員「これでよろしいですね」

 返事ができる状態じゃない。

 ありがとうなんて言えるわけがない。

 この状況で。

 店員は何も言わないのが返事ととったよう

 だ。

 よかった。

 元に戻されなかった。

 それより考えるんだ。

 これはチャンスだと言った。

 さっき言った言葉に何かあるはずだ。

 まともに30人の缶コーヒー人間と戦える

 わけがない。

 これは30人抜きじゃない。

 声が聞こえてきた。

 缶コーヒー人間達からだ。

 どうやらさっきの親子の缶コーヒー人間み

 たいだ。

 子供「おかあさんおかあさん」

 母親「なあにどうしたの」

 子供「これからあのお姉ちゃんを殺すの」

 母親「そうよ」

 子供「わーい。やった。私早く殺したいな」

 母親「あらあら。でも大丈夫。ちゃんと殺

 せるかしら」

 子供「大丈夫だよ。あのお姉ちゃんとって

 も弱そうだから」

 弱そうだからが不気味な声に聞こえた。

 もはや別人だ。

 母親「あらあら。でも油断しちゃダメよ。

 窮鼠猫を嚙むとも言うから」

 窮鼠猫を嚙むとも言うから。

 この母親の声も別人だ。

 子供「大丈夫。油断しないでしっかり殺す

 から」

 母親「そうえらいわね」

 恐ろしい親子の会話が聞こえてきた。

 しまった。

 考えないと。

 気をとられてる場合じゃない。

 何かあるはずだ。

 何か考えるんだ。

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