第百章 おうが―104・エルフか
サブタイトルを変更しました。
一部文章の間違いを修正しました。
文章の内容は変えず文章を読みやすく変更しました。
声が聞こえた。
どうしたんや。
いやなんでもない。
どうしたら。
あれはダメならそうだ馬だ。
声が聞こえた。
ウマダ。ウマダウマノスケか。
誰だそれはどこから連れて来た。
声が聞こえた。
いやこっちではウマダは有名やからな。
そうなのか。
んんどうしたら。
そうだ私が言ってるのは生き物の馬だ。
声が聞こえた。
ウマダウマノスケも生きてるから生き物や
ぞ。失礼な事を言うなや。
たしかに人間も生き物だな。
声が聞こえた。
人間。人間やと。
人間じゃないのか。
声が聞こえた。
どうやら偏見があるみたいやな。
偏見だと。
じゃあいったいなんなんだ保険か。
声が聞こえた。
保険何の保険や言ってみい。
それは色々とあるだろう。
いいかその為保険です。
声が聞こえた。
おまえ今メガネをかけてないやろうな。
ほうメガネをかけてるって言ったらどうす
る。
声が聞こえた。
何かけてるんか。
かけていたらどうだって言うんだいってみ
ろ。
声が聞こえた。
わかるやろそれぐらい。
・・・・・・わからん。
とりあえず言ってくれ。
声が聞こえた。
おばんやな。
何おばん。
まさか老眼鏡と思ったのか。
声が聞こえた。
違うんか。
違う普通のメガネとは思わなかったのか。
声が聞こえた。
まあ虫めがねは考えてたけどな。
虫メガネをかけてると思ったのか。
声が聞こえた。
いや言ってみただけや。さすがにそんなや
つはおらんやろうけど。おまえがぼうえん
ぎょなら別やけどな。
ぼうえんぎょだと。
声が聞こえた。
どないしてん。
実は私には祖父がいるのだが。
声が聞こえた。
それがどうしてんいきなり。
いやその祖父いつもぼうえんきょうと私を
間違えてぼうえんぎょと言うのでな。
声が聞こえた。
まてそんな事はありえんし。それはただな
まってるだけやろう。それに会話がおかし
いやろ。
どう言う事だ。
声が聞こえた。
おまえが言いたかったのはいつも祖父が私
に間違えてぼうえんきょうをぼうえんぎょ
と言うのだ。これが正解やろ。
ああ。
ああ。
あなるほど。
そうだそうだぞ。
それになまってただけか。
いや長年考えてたんだが今解決したぞ助か
ったぞ。
声が聞こえた。
まていつから悩んでてん。
んん。
んん。
んん。
あ物心つく頃だが。
声が聞こえた。
うそやろ。
何故わかった早いぞ。
声が聞こえた。
おまえの事やそんな年齢で星に興味が有る
と思えんぞ。
何よくわかったな。
ではいくつの時だ。
声が聞こえた。
そやな200歳。300歳のときか。
エルフか死んでるぞさすがに。
声が聞こえた。
おまえの事やから上司を船長って言ってる
んやろ。
まてそれはエルフじゃないぞ違うはずだ。
声が聞こえた。
ならなんや。
実に興味深い話だったが忘れた。
声が聞こえた。
そうかとうとうぼうけんしょうやな。
ぼうけんしょう。
違う健忘症だ。
声が聞こえた。
そんな事はな。細かい事はどうでもいいん
や。
細かい事なのかまさか冒険の書の事か。
声が聞こえた。
よくわかったな。
やはり魔王だったのか。
声が聞こえた。
まて冒険の書で魔王って勇者って選択肢は
ないんか。
ない。
声が聞こえた。
いいきったなどうしてそいうんや。
勇者がいくら変わっていても。
獣が好きだったり。
あまりにも慎重に行動するやつがいても。
勇者なのに他の職業のやつに立場がおわれ
ても。
勇者なのにただの冒険者にいじられても。
勇者なのに引きこもりだとしても。
勇者なのに偽物と言われても。
そんな喋り方をする勇者は聞いた事がない
からな。
しかもおまえは悪だ。
悪臭だにおうぞ。
声が聞こえた。
ばれたようやなってそれは言い過ぎやろ。
誰が悪臭や風呂ぐらい入ってるわ。
勇者と言う選択肢は百パないからな。
たとえ風呂に入っていようと。
私も入ってるからな。
だいたい風呂に入って勇者になれるならそ
んな楽な事はないからな。
声が聞こえた。
で魔王か。でもなもしかしたら賢者かも知
れんぞ。
ない。
2万パと言っておこう。
たとえ風呂に入っていてもだ。
声が聞こえた。
何。何故ばれたんや。あかんか風呂に入っ
てても。
そうだ風呂に入っててもだ。
だいたい賢者はそんな喋り方はしないから
な。
声が聞こえた。
おまえまさか知り合いに賢者がおるんか。
そうなんかそいつも風呂に入ってるんか。
んんけんじゃか。
いるぞたしか風呂に入ってるはずだ。
声が聞こえた。
何。賢者がいるんかどこにおるねん。
親戚だが。
声が聞こえた。
まて親戚。それはえんじゃや。
ああけんじゃじゃなかったのか。
あそうか知り合いの子だが年取った召使い
がいてなたしかそうよんでいたような。
声が聞こえた。
まてそれはじいやや。おれがいってるのは
けんじゃ。け。ん。じゃや。
実は兄が。
声が聞こえた。
それはあにじゃや。
実は姉が。
声が聞こえた。
それはあねじゃや。
んんいもはいもでも食べられるいもはなん
だ。
声が聞こえた。
じゃがいもって。まていもなら食べられる
やろ。なぞなぞにもなってないぞ。おまえ
わざとやろわかってるのに。
フハハハハ。
どうやらばれたようだなけんじだな。
声が聞こえた。
そうそうけんじ。けんじけんじけんじって
だれや風呂に入ってるんか。
私に聞くのか。
困ったな。
けんじけんじ思い出せないな。
風呂に入ってるんだろうかパス。
声が聞こえた。
おまえが言ったのにパスしてどうするんや。
そうかならシュートだどうだ。
声が聞こえた。
そうかシュートかってまて。
どうした。
声が聞こえた。
なんでこうなってん。
んんなんだろうなサッカーの話題だったか
それとも風呂の話題だったか。
声が聞こえた。
いや賢者の話や。どうしてサッカーになっ
たかは理解できんけどな。
間違えた賢者だな。
声が聞こえた。
さっきから言ってるやないか。
そっちは最初はわからなかったんだがとな
りの人だった。
声が聞こえた。
まさかそんな事があるとはなってなんでわ
かってん。
それはまああれだ。
声が聞こえた。
あれってなんや。わからんぞ。はっきりい
いなさい。きりきりいいなさいっておかん
に言われんかったか。
んんたしか言われたような。
声が聞こえた。
そうやろ。ならはよいわんかい。
わかったオフ会でな。
声が聞こえた。
オフカイ。オフカイ。オフカイ聞いた事が
ないな。それはおつかいの親戚か。
違う。
百パ違うな。
いや二百パと言っておこう。
声が聞こえた。
二百パすごい自信やな。それにどうやらま
だわからん事がいっぱいあるみたいやな。
そっちはとなりに賢者がいるとは風呂にも
入ってるんやなそいつは。
ああ風呂にも入ってるぞ。
どうだ驚いたか。
声が聞こえた。
やはり風呂に入ってたんか驚いたけどな。
という事はおまえは。
なんだ。
声が聞こえた。
見習い魔法使いか。
ちょっとまてなんで見習いなんだ。
声が聞こえた。
大魔法使いに思えんからな。威厳が感じら
れんし。
まさか知り合いにいるのか大魔法使いがい
るのか。
そうなのか風呂に入ってるのか。
声が聞こえた。
いや見習いだけや。そんなもんおめにかか
った事もないわ。風呂に入ってるかやとそ
んなもん知らんわ。
なるほど。
すぐには会えない存在なんだな。
昔のアイドルみたいなものか風呂はわから
ないと。
声が聞こえた。
アイドル。アイドルか。ようわからんがそ
うかもしれんな。
やはりそうか。
大魔法使いは昔のアイドルみたいだと。
風呂はわからない。
声が聞こえた。
何を言っとるねん。
いや今私の頭のメモリにどうでもいいが書
き込んだんだ。
声が聞こえた。
おまえどうでもいいのに書き込んだんか。
ああそうだ。
それは私の勝手だろう。
声が聞こえた。
まあたしかに勝手やけどってなんの話や。




