おうが―８１・鬼が鬼がでてきたか
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声が聞こえた。
おい意味がわからんぞ。
おまえそれより私に聞きたい事があったん
じゃないのか忘れてるだろ。
声が聞こえた。
あそうや忘れてた鬼の話や、どんだけ脱線
させるんやおまえは。
フフフ毛を抜くのは私は得意だぞ。
声が聞こえた。
それは脱線やなくて脱毛や、得意やと・・
・・・・恐ろしいやっちゃな、んんどこをあ
また脱線してんぞ。
んんなら浦島太郎だな。
声が聞こえた。
ちょっとまて。
ん今度は脱線してないはずだが、それにい
くらでも待つがどうした、私は心が広いぞす
ごくな、それとも脱毛して欲しいのか？
声が聞こえた。
脱毛はええ、それよりた太郎がついたらえ
えってもんちゃうぞ、太郎がそれは違うやろ
鬼が鬼がでてきたかよく考えてみ。
今太郎がって言ったな、実はジロウとも思
ったんだが、どうやらそこはあっていたみた
いだな。
声が聞こえた。
ああそういう意味では浦島太郎であってる
けどな、浦島次郎は聞いた事ないしな、ただ
この場合の鬼が出てくる話とは違うやろ。
んんたしか、おおおおそうだ、鬼すかがで
てこなかったか。
声が聞こえた。
お・ま・えなんっちゅう危険な事を鬼すか
やと。
そうだぞ鬼すかだ何が危険なんだ。
声が聞こえた。
すかすかすかなんやすかやないか、脅かす
なやすかで驚いたのは初めてやぞ。
私もすかで驚くやつは初めてだな、おまえ
すかで何か嫌な思い出があるのか、そうかそ
うかなら私が聞いてやろう。
声が聞こえた。
そうか聞いてくれるか、実はな宝くじが買
ったやつがみんなすかになって・・・・・・
何の話や。
おまえが言い出したんだろう、私にわかる
か落ち着け、落ち着くんだハイドウドウ。
声が聞こえた。
おい俺は馬やないぞ、人を馬扱いすなや。
そうか馬じゃないのか。
声が聞こえた。
んんどういう事や。
いや声は人に聞こえるが馬が喋ってたらお
もしろいと思ったんだが、なかなかうまくい
かないものだな世の中は残念だ。
声が聞こえた。
おいそんな事言われたら俺は何て言えばい
いんや。
やっぱり馬だったんや、そんな落ちが欲し
いのだが、どうだプリーズ。
声が聞こえた。
やっぱりって言えるかあほかおまえは何が
ブリーフや。
んああそうかそれがおまえの限界か、だが
それがおまえの弱さだと思わないのか、いい
か馬なら馬らしく認めろ、そしてヒヒーンと
鳴けそうすれば。
声が聞こえた。
そうすればどうなるんや。
わからんのかそんなことも。
声が聞こえた。
わからんわはよ言えや。
なら教えてやろう、うまだけにみんなうま
くいくんだ、どうだわかったか。
声が聞こえた。
・・・・・・。
