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先輩が僕を好きになる理由が嫌な件  作者: なんだかなぁ
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おうが―37・ヒー

文章のフォーマットを統一しました。

 自動販売機の前まで来た、何を飲むか決ま

っているカフェオレだ。

 声が聞こえた。

 カフェオレが飲みたいの。

 そうだ飲みたいんだ、お金を入れて何か後

ろが騒がしいな、いつのまにか人が並んでる

のか。

 声が聞こえた。

 ならならなら、ならんでるう、しか。

 しか? はてそれどころじゃなかった、見

て見ると、うわーなんじゃこりゃ、行列がで

きていた、しかしそれはただの行列じゃない

もちろんありの行列でもない。

 声が聞こえた。

 お姉さん。

 いやお姉さんの行列でもない、そんな嬉し

い話じゃない、なんと缶コーヒー人間の行列

だびっくりだ、何か言ってる。

缶コーヒー人間一号「早く買ってくれないか

な、みんなまってるんだけど」

缶コーヒー人間二号「そうだよみんな待って

るんだから」

缶コーヒー人間三号「なにやってんの早くし

ろよ」

缶コーヒー人間三号「ハリーアップ、アップ

アッププ」

僕「ヒーあれ」

 思わずボタンを押してしまった。

「カチッ」

僕「ヒー」

 出て来たのは缶紅茶だと。

僕「ヒー缶紅茶あれ」

缶紅茶「飲むんかい飲まんのかい」

僕「ヒー」

 今度は缶紅茶が喋ってる。

 声が聞こえた。

 この星の缶紅茶はどうやら喋るらしい以上。

 異常以上か。

缶コーヒー人間一号「おい買ったならどけよ

後がつまってるんだ」

缶コーヒー人間二号「おいなにやってんだ早

くしろよ」

 缶コーヒー人間は紅茶を飲むのか知らなか

った、それも喋る缶紅茶もうわけがわからな

い。

 声が聞こえた。

 わけがわからないのね。

 缶コーヒー人間は自販機で缶紅茶を買って

いる。

 声が聞こえた。

 そうだったのか。

 何がそして。

「プシ」

 缶コーヒー人間が紅茶を飲んでいるゴクゴ

クと思ったが飲まない。

缶紅茶「飲むんかい飲まんのかい」

 缶コーヒー人間は缶紅茶を飲まない、缶紅

茶が喋ってる、缶コーヒー人間一号は缶紅茶

を見ていたが突然とんでもない事をした、こ

れはありえない事だ、それは缶紅茶を地面に

置いたんだ、缶蹴り? 中身が入っていると

思ったら缶紅茶は相変わらず同じセリフを言

っていた。

缶紅茶「飲むんかい飲まんのかい」

 その缶紅茶を缶コーヒー人間は。

「グシャ」

 踏みつぶした。

 声が聞こえた。

 踏みつぶしたのね。

 そうだ踏みつぶしたぺちゃんこだ。

 缶紅茶が叫んだ。

缶紅茶「結局飲まんのかい」

 あたりはそれが広がっていた。

缶紅茶「結局飲まんのかい」

缶紅茶「結局飲まんのかい」

缶紅茶「結局飲まんのかい」

 次次と缶コーヒー人間が缶紅茶を踏み潰し

てるすごい光景だ、この後はと思ったらなん

とこちらを見てる。

「ジー」

僕「ヒー」

 これは何が起こるんだと思ったが僕にはわ

かっていた、そう彼らは踏み絵を僕にさせる

気なのだ、そうこれから僕が何をするのか見

てるのだ、僕の持ってる缶紅茶は喋っている。

缶紅茶「飲むんかい飲まんのかい」

 声が聞こえた。

 見てるだけ。

 そう今はそうだ、だが。

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