表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
先輩が僕を好きになる理由が嫌な件  作者: なんだかなぁ
609/1761

おうが―36・ブルブルブル

文章のフォーマットを統一しました。

「ぱちっ」

 目が覚めた。

 声が聞こえた。

 時間ですよ。

 時間? なんださっきのはあれはもしかし

て缶コーヒー人間なのか。

 声が聞こえた。

 この星では缶コーヒー人間がいるらしい。

 だからどうしたと言われるかもしれないが

だからどうした、いるのだからどうした、は

てそうとしか思えなかったけどいるとしたら

だが、だが今度はちょっとまずい、何故か場

所が悪い、非常にまずいそれは、笑い声が聞

こえる。

「はははは、ははははは」

 これは目覚めの為のアラームではない、だ

いたいそんなアラームは聞いた事がない、笑

われとる、誰がたぶん僕だ、誰にそれは。

先生「よようやくお目覚めか、お目覚めだな

いい身分だな植木」

 ここは僕の教室だ、どうやら授業中に居眠

りしてたのか、じゃあさっきのは夢なのか、

最近は先生は生徒に手を出せないので叩かれ

る事はないが。

先生「なんだ植木寝覚めのコーヒーでも飲み

たいのか、だがな残念ながらここにはないん

だよそうないんだ」

クラスメイト「はははは、ははははは」

 先生は僕の肩を持って。

先生「フフフわかってるよなこういう事する

と、フッフフフフ楽しみだな、楽しみにしと

けよ、するしないはおまえの勝手だがな」

 誰も笑わない知っているからだ。

「パンパン」

 先生が手を叩いた。

先生「植木はどうやらお目覚めのようだし、

さあみんなじゃあ授業に戻るぞ、楽しい楽し

い授業に」

 先生はいつも通りだ、だがここで。

「キンコンカンコンカン、キンコンカンコン

コン」

先生「あちゃ、みんな残念だったな、みんな

が楽しい授業はおしまいだ」

 授業終了のチャイムが鳴った、鳴ったんだ

よな今、先生は出て行った、どうやら授業が

終わったようだ、これから昼食なので食堂へ

足がある場所に向かう自販機だ、喉が渇いた

からだ、あんな変な夢を見ても関係無い、そ

れにここにはブラックは売ってないのだ、だ

いたい学生が飲むものじゃない、飲むものじ

ゃないよな、ではお嬢様はどうしてるか、家

からブラックを持って来ているのだ、まさに

ブラックだなんのこっちゃ、わけのわからな

い事をまた考えてしまった、けっして性格が

ブラックってわけじゃないからね、僕は誰に

言ってるんだ。

 声が聞こえた。

 誰に言ってるんだおらしってるぞえへ。

 今のはどきっつとしたが、まあさすがのお

嬢様も僕の心までは読めないだろうし。

 声が聞こえたら。

 読まれていたらなんだって。

 読まれていたらブルブルブル、決してトイ

レに行きたくなったわけではない、でも震え

ているのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ