おうが―34・なんじゃこりゃ
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さて夢から覚めたがあれは悪夢か、缶コー
ヒーの悪夢、人に言ったら笑われそうだ。
声が聞こえた。
だからね言っちゃダメだよ。
そうだけど、考えた今はどうなってるんだ。
声が聞こえた。
考えちゃダメだ、考えちゃダメだ、考えち
ゃダメだ、考えちゃダメだ、考えちゃダメだ
考えちゃダメだ。
そこまで言うならとりあえず保留にしよう。
声が聞こえた。
そう保留にするのね。
外は暗いが、なぜか家に人がいる気配がし
ない階段を下りていいく。
「トントントントン」
部屋は暗い誰もいないのか母はどこに行っ
たんだろうわからない。
声が聞こえた。
母を訪ねて○○○。
いやそんな話じゃないから、それにしても
喉が渇いた、たとえあの悪夢を見ても喉が渇
く、台所に行くが真っ暗だ。
「カチッ」
スイッチを入れて灯りをつけた、つもりだ
ったがどうやら壊れてるのか灯りはつかない。
声が聞こえた。
壊れてるならな、なおそうぜ。
そんな技術は残念ながらありません。
声が聞こえた。
そうだったのか。
そうです、とりあえず冷蔵庫に、すると何
か書いてある開けるべからず、冷蔵庫は開け
るものだが、どうしてこんなものが書いてあ
るのかわからない。
声が聞こえた。
分からない時はなやってみるんだよ。
声が聞こえた。
けっおまえと付き合うとロクな事がねえん
だけどな。
とりあえず耳を近づけてみる、すると何か
音が聞こえるなんだろう、そっと冷蔵庫を開
けると奇妙な光景が、中には缶コーヒーがぎ
っしり詰まっていた、ただ驚いたのはそれじ
ゃない、それも驚いたがもっと驚いたのは。
声が聞こえた。
驚いた驚いたが、驚いたのはそれだけじゃ
ない、なんでなんでやつがここにいるんだ、
考えろ考えろ考えろ。
この缶コーヒーは喋っている。
僕「ウワーなんじゃこりゃ」
すると一斉に缶コーヒーに目がでてきて言
った、見られたぞなんでやつがここにいるん
だ、冷蔵庫のぎっしりの缶コーヒーが叫んで
る、見られたぞなんでやつがここにいるんだ
缶コーヒー達が言った、缶コーヒーの秘密を
見たな見たな見たなと。
僕「ウワー」
気がつくと冷蔵庫を開ける前まで戻ってる。




