おうが―7・試練
文章のフォーマットを統一しました。
プッコリ「では質問だ、見習いの観察力を確
かめたいので、気がついた事があったらいっ
てくれ、何も気づかなかったらそれでもいい
が」
すぐに教えてくれるわけではなく、さらに
試されるとは。
声が聞こえた。
何か気がついたのか?
気がつきましたがそんなたいした事じゃ。
声が聞こえた。
いやそれを言うのだ、今はそれが試されて
るのだ。
わかりました。
僕「実は男の人が部屋に入って行きましたそ
れだけですが、ラーメン屋にビップルームは
考えにくいので不思議でしたが」
プッコリ「ちゃんと見てるじゃないか、そう
だビップルームなんてこのラーメン屋ではあ
りえない、ならあれなんの部屋だと思う」
又質問わからないんだが、さてどう答える
か、おうの部屋・・・・・・ダメだ根拠がわ
からない、あてずっぽうで言ったら、そうい
う人間と思われてしまうこれは信用問題だ。
声が聞こえた。
普通はひっかけもあるが、この場合は正直
に言うのが正解だな。
わかりました。
僕「すいませんわかりません」
プッコリ「正直だな、適当に言わない事はよ
かったぞ」
評価されたがどこまで試されるんだろう。
声が聞こえた。
こんなものは試練とは言わんぞ。
そうなんですか?
声が聞こえた。
そうだ本当の試練は、大事な人を失うかも
しれないそんなものだ。
さすがにそこまでは。
声が聞こえた。
そうだな今の忘れてくれ。
わかりました。
僕「それであの部屋は」
プッコリ「ああ話すから、あれはな特別メニ
ューの部屋だ」
声が聞こえた。
特別メニューばかな、ここでそれが出てく
るのか、聞いてないぞ。
あの何かあるんですか?
声が聞こえた。
昔ちょっとな恐ろしい、いやこの話は忘れ
てくれ。
わかりました。
僕「特別メニューその為に部屋がいるんです
か?」
プッコリ「いる、あの部屋に入るには資格が
いるが、それ以上にあの部屋に入って、耐え
られるかそれが大事なんだ」
部屋に入って耐えられるわからない。
声が聞こえた。
耐えるのは嫌いだ。
声が聞こえた。
おまえなんか嫌いだ。
声が聞こえた。
嫌いだ、でも好き。
これは新しい。




