買い物２－１７・ここはそういう特殊な店だ
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今度仕事中の時で、時間の有る時メイ
ド喫茶に行く約束をした、とりあえずお
互いの連絡先は交換した。
声が聞こえた。
美人のお姉さんの連絡先ゲットだぜ。
声が聞こえた。
そうだったのか。
何にでも使える便利だな、ただ美人だが男
フジコと似てるので、フジコさんは複雑な気
分だ。
声が聞こえた。
コーヒーは自家製だね。
どういう意味だろう。
声が聞こえた。
ほ〇〇〇く〇〇は剝製だね。
声が聞こえた。
そうだったのかな。
ちょっと芸風が変わってきたか？ そうだ
気をつけないと、後ろ姿ではわからない、間
違えると大変だ。
声が聞こえた。
後ろ姿じゃあわからない、ぺんぺん。
最後のはなんだろう。
声が聞こえた。
あれ間違えたのかな、あれすいませんすい
ません。
声が聞こえた。
あ何か言った。
声が聞こえた。
あの。
声が聞こえた。
聞こえんな。
なんか大変な事が起こってるような。
声が聞こえた。
聞こえないから、もっと近づいてそうもっ
とだよ、そうそうもっとほら。
いったい何が起こるんだろう。
声が聞こえた。
ひ・で・き。
誰だろう？ あれちょっとまてフジコさん
と声をかけたらフジコはどう思うか、逆にフ
ジコさんにフジコと声をかけたらどうなるか
非常に微妙な気がするが、後者かなりやばそ
うだ、やはり年上には敬語を使わないと、だ
がどんどん無くなって行く物に気がついた、
そうだ時間だ気がつくとやばい、電車に乗る
時間が遅いと遠いので更に遅くなってしまう。
声が聞こえた。
タイムリミットが近い。
声が聞こえた。
間に合わなくなっちゃうかもよ。
声が聞こえた。
それでいいのだ。
いやよくないから、それにまだあるから時
間は。
声が聞こえた。
チェッまじめにやってよ。
声が聞こえた。
そうだそうだまじめにやれ。
そんな事言われてもどう言えばいいのかわ
からないのよ。
声が聞こえた。
未熟者め。
はいそうですそうです。
声が聞こえた。
あなたはいったい誰と戦ってるの。
声が聞こえた。
しらんがな。
そうだしらんがな。
声が聞こえた。
スッキリ。
たしかにそうかも。
声が聞こえた。
おはようございます。
これはどういう意味だ、どうするか考えて
るとフジコさんが言うには、裏通りだがうま
いカレー屋があるみたいだ、奢ってくれるら
しいので一緒に食べに行くことに、カレーは
ありがたい、早く出てくるし食べるのも時間
がかからない、行ってみると聞いてた通り人
はいなかった。
「ガランガラン」
小さい店だ、というよりここに店が、有る
のは普通わからないだろうそんな場所だった
たぶんあまり知られるとまずいのだろう、何
か匂うが何の匂いだ、あカレーの匂いか思わ
ずよだれが。
「ジュルリ」
声が聞こえた。
ジュエリー、ジュリー、ジュリジュリ。
これはどう突っ込んだらいいんだ。
声が聞こえた。
斜め３５度。
３５度に突っ込むのか？
声が聞こえた。
ファイヤー。
どうやら違ったみたいだ、店の名はカレー
の山都だった、聞いた話では今日ならもっと
遅い時間に人が来るらしい、店の特徴は日に
よって辛さが違うらしい、ここはそういう特
殊な店だ、だから激辛みたいなやつはない、
だいたい激辛は、僕からみたら宇宙人の食べ
物のようだ、もはや住む星が違う。
声が聞こえた。
ほしー。
こんど何だろう。
声が聞こえた。
ほしーほしーほしが出た。
それってどっちだろう。
声が聞こえた。
右を向いてもはへはへ、左を向いてもほへ
ほへ。
いつまで続くのかなこれ。
