第九十五章 京子2・なんの話なの知らないわよ
文章のフォーマットを統一しました。
私の名は京子、八条京子、京子さんと呼ん
でもいいのよ、そう京子さんよ、そうくれぐ
れもハチなんて呼ばないように、そんな事し
たら大変な事になるわよ、そうよ刺すわよ、
ハチだけにまあ冗談はそれぐらいにして、前
回もらった名刺には、能力開発セミナーと書
いてあったの、かなり胡散臭そうだけど、い
やめちゃくちゃ胡散臭そうね、ぷんぷんだわ
だが明日が休みなので、さっそく電話するこ
とにしたの。
するといくつか注意をされたわ、まず他の
人はつれて来ないこと、そこでは携帯やスマ
ホが使えない、場所も教えられないので、送
迎が来るらしい、見学もだめで会費が一万、
いろいろとあやしいのだが、やってみること
に、後でわかったのが、名刺にはシリアル番
号があったの、それで管理してることがわか
ったんだけど、すぐに聞かれたので、もより
の駅を出てまっていると、しかしここは駅を
出ると何もないのね、まあその方が都合が良
いって事なのかしら、そうこう考えていると
一台の車が止まった。
?「八条さまですか?」
ここで違いますと言うと、もうこの先の展
開は無くなりそうね、いわないけど。
京子「はい、今日はおせわになります」
?「私は今回案内させていただく、こくしょ
うです、よろしくお願いします、申し訳あり
ませんが、ここから移動しだすと連絡ができ
ません、連絡したい場合は今お願いします」
今は特に連絡する必要はないわね、車に乗
る前にヘルメットを渡された、これをかぶら
ないといけないみたいだ、だがどこかで見た
事があるような、あれ色違いかしら。
「カチッ」
車に乗り込むとヘルメットの視界が無くな
った。
こくしょう「機密保持の為見えなくなります
が、車に乗ってる間だけですので安心してく
ださい、ヘルメットも取れませんので」
外が全然見えなくなった、だがこれは前に
経験してる、あの場所と関わりがあるのかわ
からないが、すごい厳重のようだ、一応保険
はやっておいた、知り合いに私から連絡の無
い場合は、警察に連絡を入れてもらうように
したのだ、まあある程度時間が立ってからだ
が、まあそれぐらいしかできないが、それぐ
らい危険な香りがするのだ、なんてそんなの
保険にも何もならない、一応はしてるけど、
私の更に別の知り合いが、私が車で連れて行
かれるのを撮影しているのだ、ナンバープレ
ートも写ってるだろうし、ただ尾行はしない
素人がやってもすぐにバレるだけだし、それ
に藪をつつくのも危険かも知れない、何が出
るかわからないし、30分ぐらいたってから。
「キッ」
こくしょう「八条さま、目的地につきました」
どうやら着いたみたいね、今は何も見えな
いけど。
「カチッ」
視界が戻った、車から降りてヘルメットを
渡す、見渡すとそこは建物の中だった、ここ
はどこかしらと思っていると突然。
声が聞こえた。
私の名はグレイ、グレイ・ワイルド冒険者
だ、困っている、困っているんだ、それはだ。
声が聞こえた。
あの早く回復薬を投げてください、回復し
たいので。
声が聞こえた。
それ受け取るがいい、ありがたく思うのだ
ぞ、ハハハハハ。
音が聞こえた。
ポン、モワモワ。
声が聞こえた。
ありがとうございます。
声が聞こえた。
この世界の回復は、すぐに当たると壊れる
カプセルに入ってる、回復の煙を浴びる事に
より回復する、変な所に投げると大変な事に
なるが、私はコントロールがいいので問題は
無い、でだせっかく手に入れたダークエルフ
美人でスタイルも良いのだが。
声が聞こえた。
えそんな、へへ、褒めても何もでませんよ。
声が聞こえた。
実はまったく魔法が使えないのだ。
声が聞こえた。
あう。
声が聞こえた。
このダークエルフ私をサポートする為に手
に入れたのだが、家事はそこそここなすが実
は剣の腕もそこそこある。
声が聞こえた。
ならいいじゃないですかそれで。
声が聞こえた。
黙れ! で冒険者協会の依頼のモンスター
退治をしているのだがこの状態だ、私は戦わ
せてもらえず回復係だ、ちなみにこんな回復
では経験値は上がらない、いや上がるわけが
ない、コントロールはよくなるかもしれない
が、どうしてこうなった、誰か説明しろ。
京子「何、なんの話なの知らないわよ」
こくしょう「どうかされましたか?」




