おはらい―81・まだ・・・しますか・・・するの・・・やって・・・ついて・・・あそれ・・・いい・・・入って・・・たこが・・・入って・・・いいの・・・ああ・・・んん・・・そう・・・突っ込んで
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声が聞こえた。
お茶を出してくれ、で風呂のしたくはまだ
か?
意味がわからんのだが。
声が聞こえた。
はいはい、今しますからね、すいません今
日は忙しかったもので。
声が聞こえた。
なんだ何かあったのか?
声が聞こえた。
実はね色々と頼まれちゃって。
声が聞こえた。
かあさん何そんな事があったのか?
声が聞こえた。
だからね。
声が聞こえた。
ならしかたないか。
声が聞こえた。
あのもうすぐできますからね。
声が聞こえた。
ああわかった。
なんとかなったみたいじゃな。
声が聞こえた。
たのもう、たのもう。
声が聞こえた。
ふっ何もわかってないみたいだな。
声が聞こえた。
え誰あんた達?
声が聞こえた。
人にもの頼む時はだな、這いつくばって前
進をするのだ、こうやってだ。
声が聞こえた。
おい勝手に人を乗せて前進するな。
声が聞こえた。
いやないでしょうそれ。
声が聞こえた。
そうなのか? うちの田舎ではよくやって
いたが。
声が聞こえた。
どこの田舎よ。
声が聞こえた。
ちなみに嬉しい時は仰向けに前進するのだ
が。
声が聞こえた。
あのもうついていけません。
声が聞こえた。
あそれって柔道のカニの話ですか?
声が聞こえた。
ますますわからなくなってきた。
声が聞こえた。
たぶんエビの事が言いたいんだと思います
よ。
声が聞こえた。
エビかゆでたらうまそうだな。
声が聞こえた。
塩焼きもいいぞ。
声が聞こえた。
甘いなエビはエビグラタンだ。
声が聞こえた。
なぜグラタン。
声が聞こえた。
いやエビシュウマイもあるぞ。
声が聞こえた。
たしかにあることはあるが。
声が聞こえた。
たこ焼きってなんでたこが入ってるんだろ
う。
声が聞こえた。
哲学の話か?
声が聞こえた。
どうやら今回は俺の負けのようだ。
声が聞こえた。
え勝負だったのか?
声が聞こえた。
さあ。
声が聞こえた。
ねえどうしてたこが入ってんの、ねえどう
して、みんな無視しないでよ。
声が聞こえた。
あわれな、たこ焼きにいかが入っていたら
いか焼きになるだろうが。
声が聞こえた。
なるほどね、また一つ賢くなったよ。
何の話じゃ本当に。
声が聞こえた。
ごめんね代わりを頼んじゃって。
声が聞こえた。
いいの、いつもお世話になってるし、でも
ああいう危ない事をやっていたんだね知らな
かった、大変なんだお仕事。
声が聞こえた。
ははたまにね、でも大丈夫めったにないか
らあんな事は。
声が聞こえた。
本当。
声が聞こえた。
本当だよ、だから心配しないで。
声が聞こえた。
なら安心ね。
声が聞こえた。
よかった、やっと笑ってくれたよ。
どうやらまるくおさまったみたいじゃな。
おやおや、何かあちらでもりあがっており
ますが、ではこちらといいますとこれはこん
な事に。
三上「先に言われましたが、絵に注意を向け
させて何かをやっていたみたいです、ただそ
れが何かまでは」
なんとそんな事になっておったか、しかし
ここで驚いては威厳がたもてん、平常心じゃ
な。
声が聞こえた。
それがよろしいかと。
わかっておる。
東上「んん、それはわかったが、あの話のふ
りはどういうことじゃ」
三上「ああ桃太郎の話ですね、あれはメルル
なるものが、まだ潜んでいないかを確認する
為です」
声が聞こえた。
そうだったのか。
そういうことなのか。
声が聞こえた。
そりゃそうでしょう。
まあそうかのう。
東上「あのものの性格を読んでか?」
声が聞こえた。
んん、読まずに飲むか、飲まずに読むか、
それが問題だ、じゃじゃ。
三上「はい突っ込まずにはいられない状況を
作りました、逃げたと見せて潜んでるのはよ
くある事ですから」
たしかにさっきも突っ込んで来たから、た
ぶんあれは性格じゃな、ああいうものは結構
どうにもならないものじゃからな正解かもし
れん。
東上「と言うことはナナシの話も嘘なのか?」
それならかなり評価したいが。
三上「いえそれはわかりません、ナナシの話
とは関係なく、相手を挑発するつもりでした
から」
さすがにあの短時間では、ナナシと話を合
わせるなど無理じゃな。
東上「んん」
ななしがなぜあのような事をしたかよくわ
からんが。
声が聞こえた。
何か大事な事を忘れているのでは。
いやそんな事はないはずじゃ。
声が聞こえた。
そうですかそれならいいのですが。
たしか聞かなければいけない事は聞いたは
ずじゃが。
東上は忘れていた。
あんたが幽霊の事を聞いたからじゃないで
すか、一番肝心な事を聞くのを忘れている、
だがそれにも気づかない、まあどうでもいい
ことだが。




