おはらい―80・やって・・・ここ・・・酒を・・・んん・・・ちょっとやばい・・・まだ・・・大丈夫・・・んん・・・これ・・・ああ・・・こんな事が・・・起こっていた
文章のフォーマットを統一しました。
東上「おまえは何をしていた?」
三上「私は坊主に絵の置く場所を指示して、
絵の後ろに隠れて術を行ってました」
東上「ほう、術かで何かわかったか?」
さすがじゃなやる事はやっておったか。
三上「・・・・・・」
東上「どうした?」
今の沈黙はいったい何があったんじゃ、腹
でもへったか?
三上「それがわかったと言うか、さらにわか
らくなったと言うか」
どういうことじゃ、顔は真剣なので嘘をつ
いてるわけではなさそうじゃな、あっちの方
もそうじゃな。
東上「なるほど、わかったような気がするが
それでは話が進まぬのではっきり言うのじゃ」
さすがにそれではわからん、さっぱりわか
らん、いやまったくわからん、だが素直にわ
からんとも言えない立場上。
さすがです父上それでわかったとは。
声が聞こえた。
どっかの誰かさんみたい。
誰の事じゃ?
声が聞こえた。
だから私の言った通りでしょう。
誰だおまえは。
声が聞こえた。
どうやら間違えたみたいですね、失礼。
なんだ間違いなのか意味がわからんが。
声が聞こえた。
いや失敗しました。
どうしたんじゃ。
声が聞こえた。
聞かないでください。
ではなぜいったのじゃ。
声が聞こえた。
気分でしょうか。
そうかならしかたないのう。
三上「わかりました、あの場で絵から他の反
応があるか見ておりましたが、残念ながら何
もありませんでした、何もです」
東上「何と言うことは」
だが。
ヒュー「あれは絵はカモフラージュだったわ
けですね」
ヒューが突っ込んで来た、タイミング的に
はセーフなのか?
三上「何おまえもわかったのか?」
声が聞こえた。
アウトいやセーフ。
どうやらセーフみたいだ、ここで一つ実は
ヒューはまだ三上の恰好をしている、そう二
人いるみたいに見えるわけだが、これは奇妙
な光景でいくら分身が使えてもそこまで器用
にはできない。
ヒュー「いえ会話で推理しただけです」
声が聞こえた。
ばかな言ってる事がわからんぞ。
いやこれはわかるが。
ここに一人の坊主がやってきます、この坊
主なんといいましょうか、どうやら昨日酒を
飲んだようで。
んん、ちょっとやばいかも知れない、まだ
抜けてないような、大丈夫なような、セーフ
のようでもあるしアウトかもしれない、その
こころはよってるからわかりません、なんち
ゃっていかんしっかりしないと。
少し暴走していた、なんとか軌道の修正は
してるみたいだが。
んん、あれは何か見た事有る人が二人いる
ような、三上さんかそして東上様と喋ってい
るような、んん、二人、二人だね、二人だよ
えー二人だと、三上さんが二人しかも喋って
る、これはどういう事だ、あれ双子だったか
な、いや違う違うまさか夢なのか、もう一人
はきつねかたぬきかあぶらあげか。
「バシッ」
ここでこの坊主自分の頬叩きますが、当然
痛みが有るわけで、現状は何も変わりません
おやどうしたことかと思ったわけで。
これは夢ではないのですね、痛いよ痛いで
す。
どうやらかげんができなかったみたいで。
ああまだ酒が抜けてなかったのですか、戻
りましょう。
坊主は休む事にした、そうこんな事が、誰
にも気づかれないまま起こっていたわけです。




