おはらい―60・感じ・・・声が・・・ああ・・・変態・・・声が・・・出して・・・器用な・・・出して・・・あんなに・・・疲れない・・・チンチ・・・止ま・・・いや・・いやなの・・・かん・・・乱暴
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声が聞こえた。
いや何も起きないですから。
なんだと無責任な、すでに色々と起こって
るだろ、お前はこの状況を見て何も感じない
のか? そうかそうなのか、おまえは誰だ、
住所と氏名年齢を言え。
声が聞こえた。
誰でもない、かもしれない、後は秘密です
さあみんなで考えよう。
もしもし、意味がわからないんですが、結
局何もわからないんですが。
「シーン」
また無視か最近多いな、ああー。
声が聞こえた。
私は虫は嫌いです、私は虫は嫌いだ、私は
虫は嫌いだっていってるんだ、わからんのか
この〇虫やろう。
無視が嫌いなのかって、だれが〇虫だ。
声が聞こえた。
そうです特にカブトムシがあの角がああ。
角が角がああ、ああ、何あのかっこいい角
が、まさかお前は変態か?
声が聞こえた。
そうです。
やっぱり変態だったのか危ないやつめ。
声が聞こえた。
違う! 誰が変態だ! そうじゃないくて
角の話だ。
そうなのか?
声が聞こえた。
そうだ、私は角がとってもとっても怖いと
思うのだ、たぶん、変態ではない。
な何が言いたいんだ変態、おまえはいった
い何が。
声が聞こえた。
変態ではない、いろいろだ。
いろいろ? そうですか、じゃあこっちも
先に進めますよ、行きますよ。
東上は考えていた。
今だに回ってるゴミ箱を見つめながら、こ
れはただのゴミ箱ではないな。
ズコッいや見たらわかるでしょう、ずっと
回ってるんだから、そんなゴミ箱聞いた事も
見たこともないですよ、しかし器用な事は回
ってるが中ゴミ箱は飛び出していない、器用
なやつだった、なんて器用なの。
なんて器用なやつじゃ。
おやおや。あんなに回って疲れないんでし
ょうか。
シャドーは思った。
そろそろ飽きて来た、次の出し物はまだか
な。
「チラッ」
完全に勘違いしていた、ここはそんな場所
ではない、かくし芸大会の会場ではないはず
だ、たぶん、みんなが硬直しているなか。
やれやれそろそろ止めに入りますか、見て
てもチンチロリンですし。
座敷アザラシ「おやおや、結局あなたは自分
の事がよくわからないのですね、チンチロリ
ン」
「ピタッ」
すると止まった、そして動いた。
「カタ」
一回揺れたのだ。
東上「なるほど、記憶喪失か」
ゴミ箱が記憶喪失、他の人が聞いたらどう
思うか、そんな事人に言ったらどうなるか、
人間辞めますか、それともゴミ箱辞めますか
どっちもいやだ、いやなのだ、そうやーまー
だーではない、かーわーだでもないが。
声が聞こえた。
あかんやないか、どっちもあかんやろ、他
に選択肢はないんかい、ボケ。
乱暴な人がいるみたいだ。




