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先輩が僕を好きになる理由が嫌な件  作者: なんだかなぁ
504/1761

おはらい―49・驚愕・・・・・・声を・・・・・・生ま・・・・・・バゴーン・・・・・・いいの

文章のフォーマットを統一しました。

「ビクッ」

 思わず声のする方を向く東上。

東上「な何を言っておるおまえは」

三上「だから海に潮干狩りですが、貝を取り

に行ってたんですよね、おじいさんは生活の

為に」

東上「それは、それはいったい誰に聞いた?」

 驚愕の表情をする東上、これはまじだたぶ

ん。

三上「それは、それはですね、テレビでやっ

ていた漫画日本の昔話みたいな話ですが」

東上「おお!」

 突然声をあげる東上。

三上「父上どうしたのですか?」

東上「そのような話が、すまんそれはわしの

せいじゃな、幼き頃から修行ばかりさせてい

た、ろくに絵本も買ってやらなかったしな」

 東上は少し後悔していた、しかし実際は違

っていた、絵本より刀や鉄砲が好きな子だっ

たのだ、だがこれは役にたった、何故なら早

くから刀の訓練が有るからだ、そうこの家に

生まれた者のさだめだった。

三上「何か違うのですか?」

東上「潮干狩りでなく、しばかりに行くのじ

ゃ」

三上「そうなんですか、で海にですか?」

「ドゴーン」

 東上は衝撃を受けた、上からタライが落ち

てきた感じだろうか。

東上「何! 違う! 海でなく山にじゃ!」

 まさかこのような事を言わなければならぬ

とは、それで思った、漫画日本の昔話みたい

な話恐るべしと、ただ気になった事もあった

この話はいったいどうなるのか? だが今回

はそれに触れない事にした、更にややこしく

なりそうな気がしたのだ。

三上「山ですか、では山にしばかりにとは芝

生を刈りに行ったんですね、当時は芝刈り機

は無かったと思いますが大変ですねハハハ」

東上「ち違う! しかたがないかのうこれは」

 しかし何故笑うそこで。

三上「どういうことですか?」

東上「しばかりとは芝生でなく、しばとは小

さな雑木のこと、つまり火を使う時の薪を取

りに行ったのじゃ」

三上「そうだったのですかなるほど」

 東上は思った。

 まさか薪もわからないってことはないと思

うが。

東上「それで笑っていたのはそこだけなのか?」

ななし「いえまだあるんですが」

東上「それはいったい」

 東上的にはそっちの方が気になってしまっ

ていた」

ななし「実は黍団子を渡す時なのですが」

 そこで更に。

三上「何! 黍団子だと! おにぎりではな

いのか?」

「ドゴーン」「バゴーン」

 東上はまたしても衝撃を受けた、さっきよ

りもタライがでかいかも知れない、もしかし

たら増えているかも。

東上「なんじゃと!」

 東上は思った。

 さるかに合戦、おむすびころりん、たしか

におにぎりを使った話はあるが、まさかこの

話に出すとは漫画日本昔話みたいな話、更に

恐るべしと思うのだった。

東上「いや黍団子が正解じゃ」

三上「そうなのですかおはぎじゃだめなわけ

ですね」

東上「黍団子じゃ、おにぎりでもおはぎでも

ないと言われておるのじゃ、まあなんとなく

おにぎりやおはぎはおばあさんが、持たせそ

うな気がするが」

 さすがにケーキなどは出てこなかったな、

これは喜んでいいのかのう、アイスも考えら

れんな、よく考えたらアイスは溶けてしまう

ありえない話だった、あの時代にクーラーボ

ックスが有るとは思えなかった。

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