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先輩が僕を好きになる理由が嫌な件  作者: なんだかなぁ
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おはらい―45・未熟・・・・・・テクニック・・・・・・素人

文章のフォーマットを統一しました。

三上「なんと」

東上「おまえはまだそちらは未熟じゃな」

三上「んん、のようです」

東上「よいか、人の言う事にはまず裏がある

のか考えるのじゃ、必ずなんらかの道理があ

るはずじゃ、だが道理が無いと思えるものも

実は道理があるかもしれぬし無いかもしれぬ

相手にペースを合わせて見せるのも大事じゃ

自分のペースにはまってると思わせるのもな

そうすればボロを出す時もある、全てが駆け

引きと知れ、どうじゃこれはクリニックでは

できないじゃろ」

三上「な」

 そこで返すのですか今回は私の負けのよう

です、どう返すか試したのですが。

座敷アザラシ「な」

 おやおや、これはまいりましたね、さすが

にチンチロリンです。

爆笑「おー」

 これはこれはさすが東上様、この爆笑これ

からもついてまいります。

座敷ワラジ「にょー?」

アンジュ「クリニックよりテクニックでござ

る」

 アンジュは賢い子だった。

東上「しかしじゃ、今回のメルルさんはあま

りにも反応しすぎじゃったな、あれが演技な

らたいしたものじゃが、しかしこの様な大事

な話にやり慣れぬものを使うのもな、んん、

んん、ん」

「ニター」

三上「どどうしました?」

東上「いやもしかしたらと思ったが確証が無

いのでな」

三上「はあー」

 三上には意味がわからなかった。

 まあそれなら納得いくかもしれんな、ただ

しそれならそれでかなりものじゃが。

 これで終わりと思ったが東上は引っかかる

ことがあった。

東上「おまえはおはらいの依頼の者で変わっ

た者がいたのはわかったか?」

三上「もしかしてもう一人の男ですか?」

「ジー」

東上「ほ本気で言っておるのか?」

三上「いえ冗談です、女の方ですね美人でし

たが」

東上「それはそうじゃが、他に何が変わって

いるかわかったか?」

三上「目ですね、動きが普通ではなかったで

す」

東上「そうじゃ、あれは見えないものが見え

る動きの目じゃ、残念なのは素人じゃな、視

線を隠せないとは」

三上「そうですね、それにトラップに引っか

かってましね」

東上「トラップかサチコのやつじゃな」

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