おはらい―41・声・・・・・・きつい・・・・・・ヒー・・・・・・動い
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ある方向に向かって話かける、すると暗闇
から何かが出て来た。
「ヌーーー」
ヌーとでてきたが残念ヌーではなかった、
声をかけられたものは喋り出した。
?「んんとね、僕はね、かげぼうしってね、
言うんだけどね」
子供の様な喋り方だ。
座敷アザラシ「おやおや? おやおや? お
やおや? おやおやーーーー!」
最後は叫びだった、キャラが変わってるじ
ゃないですか?
これはおやおや、どうなってるんでしょう
か? 頭の中がチンチロリンになっていた。
どうなってるんだにょー。
あのものどこかで見たことがあるでござる
アンジュだけは冷静だった。
東上「かげぼうしだと?」
かげぼうし「でもね、今はね、シャドーでご
ざいます、シャドーって呼んでください」
子供の声からおばさん男の声に変わってい
く。
更にキャラが変わった。
東上「シャドーじゃと!」
どうやらもとに戻ったみたいですね。
戻ったみたいだにょー。
思い出したでござる。
東上「ああ、わかった」
こいつもいったい何がしたいんじゃ? 色
々ありすぎてわけがわからなくなっている東
上であった。
東上「聞くがこの妖怪は、お主達の知り合い
か?」
確認の作業に入った。
座敷アザラシ「そうですね、そうですね、そ
うですね」
これは本来はそうですね、認めたくありま
せんがそうですね、事実でしかたがないので
そうですねと言うのを止めたのだった。結構
きつい、いや本当にきつい、いやおまえあの
なーほんまにきついでしゃれにならんやろ。
座敷ワラジ「そうだにょー」
なんかおかしかったみたいだがにょー、例
のやつの副作用かにょー、座敷ワラジはいつ
になく冷静に分析していた。
アンジュ「まさかまた拙者を、はずかしめに
来たでござるか?」
そうなのでござるか? もしそうなら今度
はあんなものじゃすまないでござるよ、どう
やらアンジュまだまだ隠し玉を持っていそう
だ、流石妖虫侮れない存在だ。
東上「何? お主まさかアンジュに手を出し
たのか?」
東上は怒っていた、いったいどんな事をし
たのか想像さえできなかった、本当にまった
く思いつかなかったのだ、いったい何をした
のじゃ。
シャドー「ヒー誤解です、誤解ですから、そ
れにあのような事は二度と言いませんから」
アンジュ「本当でござるか?」
「ピクッ」
東上のまゆが動いた。




