おはらい―36・ズターン・・・・・・ドダーン
文章のフォーマットを統一しました。
メルル「あのー、その前に何かしましたかそ
の人形に」
冷静に言うメルル。
そこ気になるのは。
姫「それは間違えて指をさしたけど、この人
を勧誘しに来ましたって」
メルルは何やら考えてるみたいだ。
メルル「んん、んん、ん、それです。それで
すよ姫様。日本人はそのポーズはNGポーズ
とききます。ただ日本以外の国では違います
が」
姫「えそうなの」
日本人? これはあれが日本の人形ってこ
とを言ってるのかしら。
メルル「はい、日本以外の国ではアルファベ
ットのエックスがありますから、そういう使
い方をしないそうです」
ミスターエックスじゃない、ミセスエック
スじゃない、じゃあ人形エックスなのこの場
合、日本以外は。
姫「ああ、そうなのね」
なるほどそういうことなのねってなんか引
っかかるんだけど。
この世界ではアルファベットはわかるみた
いだ。
メルル「つまりその人形は拒否すると言いた
かったんでしょう。来たくないって事ですね
こちらには、日本人はイエスノーが苦手と言
いますがはっきりしてますね」
なぜかここでは人形は意思表示ができる事
になっている。
姫「そそうなのかしら? でも何か違う感じ
に思えたんだけど、もっと恐ろしい事のよう
な」
メルル「まさかそれは」
突然深刻な顔になるメルル。
姫「どどうしたの」
メルル「き、き、聞いたことがあるのです。
こうやって腕を交差させる時は特殊な時で
そう光線が出る話を」
姫「えー! そんな事ができるの! かかな
り危なかったのかしら。で」
メルル「で? どうしたのですか?」
姫「こうせんって何」
「ズターン」
メルルは珍しくずっこけた。凄まじい音だ
して。
姫「どどうしたの大丈夫?」
メルル「いえ大丈夫です」
メルルはすぐに復活した。姫様やりますね
メルルは思った。姫は何かの形でこうせんの
話を聞いた事があったが、はっきりわかって
なかった。
メルル「んん、そうですね、これは私も聞い
た話ですが、ビル程のでかさの怪物を一撃で
倒すとか」
「ビーーーーーーーーーー」「ドカン」
「パラパラパラパラパラ」「ドダーン」
これはあくまでも姫の想像です。
姫「えー! そんなに威力があるなら! あ
あ、生きていないかもしれない。私のガード
獣でも無理な気がするわ。なんて恐ろしいの
あっちの世界は」
「ガタガタガタガタガタ」
姫の声は震えていた。かなりビビっていた
チビっていたかはわからないが。




