おはらい―28・混乱混乱
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扉が開いた様な空間から人物があらわれる
それはフードを着たものだった。それを女が
出迎える。女も顔は美人でスタイルもよかっ
たが目は鋭い。
女「姫様お帰りなさいませ」
姫「メルル今帰りました。私がいない間何
かありましたか? なければ疲れたので私
は自分の部屋に行きます」
メルルはそれを見て思ったかなりお疲れみ
たいですね。
メルル「いえ何もありません。では後程姫
様の部屋に向かいますので」
姫「では頼のみましたよ」
ゆっくりとした足取りで歩く姫。自分の部
屋に入った姫はまずマスクを外した。それを
テーブルの上に。
姫「ヨムヨムありがとう」
するとマスクは動物になった。続いて鎧の
上下と外して行く。
姫「プルプルクロクロもありがとう」
これも動物になった。これはこの世界での
ガード獣と言う動物だった。いざとなったら
主を守るのだ。やはり鎧でスタイルを隠して
いたみたいだ。
「ポヨヨンポヨヨン」
姫「んん生き返ってわ」
手を上に伸ばして大きくの伸びをしていた
余程鎧がきつかったみたいだ。本来は姫自身
が行く事はないが今回は結婚相手なので直接
見る事を希望したのだ。結婚実はこれにも事
情があるのだ。他でも狙ってると言う話が聞
こえてきたのだ。だから先手必勝で行ったの
だ。たとえ失敗しても印象付けるだけで全然
違う。他に持っていかれないように手を打っ
たのだ。姫はシャワーを浴びることに体を冷
やしたかったのだ。
「シャー」
手を壁について。
姫「疲れたわああ」
うなっていた本音だった。メルルに特訓し
てもらっていてよかった。そうでなければパ
ニックになっていたかもしれない。それほど
強烈だったのだ。何度悲鳴をあげそうになっ
たかメルルの特訓も強烈だったが実際はそれ
を遥かに上回る強烈さだったのだ。精神的に
もかなり消耗していた。おかげでゲートキー
パの資格はギリギリで取る事ができた。資格
がなければゲートキーパを名乗る事はできな
い。だが彼女は知らない元来の真面目な性格
が相手側を混乱させていた事を彼女には混乱
も演技と区別がつかなかったのだ。




