おはらい―26・いきなりすごい展開になりましたね
文章のフォーマットを統一しました。
三上「何? 姫と結婚? 王だと?」
東上「結婚王じゃとますます意味がわから
ん」
座敷アザラシ「おやおやいきなりすごい展
開になりましたね。みなさんでは続きをど
うぞ」
わけのわからない事を言っていた。
爆笑「んん」
爆笑はうなっただけだった。
座敷ワラジ「これはまったくわからないに
ょー」
正直な意見だった。
アンジュ「結婚でござるか? 王でござる
か? んん」
よくわからないみたいだった。三上は恐る
恐る言ってみた。かなり動揺していたのだ。
三上「いい今のは冗談ではないのだな」
「カアー」
メルルは思った。
あれだけ苦労して言ったことが冗談。殺意
がわきそうになった。がそれはおさめた。や
っては意味が無いのだ。
メルル「なんでそんな事を冗談で言う必要
があるんですか?」
メルルは叫んでいた。怒ってもいるようだ
った。
三上「いやしかしだな。会ってもいないの
にそんな事を言われてもだな」
本音だった。この男こういうのはいい思い
出は無いみたいだ。
メルル「たしかにそうですね。ただこちら
にも事情がありまして」
三上「事情だと? ただそれではこちらも
わけがわからんぞ」
もっともな意見だった。他人の事情まで考
える余裕が無かった。これぐらいで動揺して
はと思うがまだ若いのだ。そこはしかたがな
いのだ。
メルル「わかりました。ではこれを見てく
ださい」
一枚の写真を見せるメルル。それを見る三
上。
三上「おーこれはすごい」
三上の手が震えている。
「ブルブルブルブル」
東上「んんどうしたのじゃ? おーここれ
はすごい」
東上も驚いていた。東上の手も震えていた。
「ブルブルブルブル」
座敷アザラシも写真を見に来た。
座敷アザラシ「おやおやどうしたんですか?
なんですか? 何が写ってるんですか?
ななななななんですかこのナイスバディの
女はケケケケケーケーケー」
叫んでいた。鳥になっていた。
座敷ワラジ「どれどれにょーにょー?」
こちらは特にわからなかったみたいだ。
アンジュ「女の写真でござる水着でござる
かんん」
アンジュは腕を組んで考えていた。それを
座敷アザラシは見ていた。
「キラン」
爆笑は特に動かなかった。これは動く必要
が無かったかもしれないが今はわからない。
そう写真にはスタイルがいい美女がビキニの
水着を着て笑顔で写っていた。なかなかのも
のである。写真集を出せばかなり売れるかも
しれない。いやとんでもない事になるだろう
まちがいない。
メルル「どうですか? これがわが国の姫
様ですよ」
すると三上はメルルを見たが。




