おはらい―24・得体の知れないもの
文章のフォーマットを統一しました。
メルル「し失礼しました。さっきのは間違
いでこの方です。今度はしっかり指さした
手は震えていたが」
「ブルブルブルブル」「ブルブルブルブル」
三上「お俺なのか?」
さすがに三上も驚いたようだ。
メルル「そうですあなたを勧誘しにきまし
た三上様」
ちょっと声が震えていた。
三上「何故俺なんだわからんのだが?」
東上「何故わしではないのだ」
東上はおかしな事を言っていた。
座敷アザラシ「これはこれはおやおや?」
この流れは読めませんでした。どうなるん
でしょうか?
爆笑「んん」
爆笑は特に何も考えてなかった。
座敷ワラジ「にょー」
ただ反応しただけだった。
アンジュ「んんわからんでござる」
素直な意見だった。
「サッ」
サチコはそれを聞いて腕のクロスを解除し
た。どうやら一度の過ちは許すようだ。心は
広いみたいだ。
メルル「そそれは秘密です」
すかさず三上が叫んだ。
三上「秘密だとそれは恥ずかしいことなの
か?」
メルル「えー」
メルルは本気で叫んでいた。
この人はいったい何を言ってるんですか?
メルルは頭が痛くなった。
どうしてそうなるんですか? なんなんで
すかこの人は変わり者とは聞いてましたが。
今のがやらせであって欲しいと思う一方そ
れなら手強いと考えていた。だがもしもそう
でないなら得体の知れないものを感じていた。
東上「は恥ずかしいことじゃと」
東上は意味もなく興奮していた。
座敷アザラシ「は恥ずかしいひゃー」
こっちはさらにキャラが変わっていた。何
を考えているのか。
爆笑「ふむ」
こちらはいつも通りだった。
座敷ワラジ「は恥ずかしいってにょー」
何だと言いたかったがそれさえも恥ずかし
くて言えなかった。
アンジュ「恥ずかしいでござるか? わか
らないでござる」
アンジュは素直だった。




