おはらい―20・セールストーク
文章のフォーマットを統一しました。
メルル「いえいまのはセールストークです」
ここでこれを言わなければみな術中にはま
ったかもしれない。だが何故あえてそこでば
らすのか。
東上「ななんじゃと?」
東上は理解に苦しんだ。何がいったい何が
狙いなんじゃ。こやつの狙いは。
東上「ではセールストークでない方を聞か
せてもらえるかな」
だがさすが東上すぐにきりかえした。この
時点でメルルに誘導されてる気もするが実際
はわからない。東上とて古狸なのだ。
メルル「いいでしょうそれは派手な方に走
れば最後はキラキラ合戦になるからです」
東上「キキキラキラ合戦じゃと」
またしても叫ぶ東上今日は沢山叫んでいた
茶を飲んで正解だった。
メルル「そうです最後はメタリックゴール
ドに両方なってしまうかもしれません。そ
れはさけたいのです」
メルルは力強く言い放った。言ってる事は
わかるような気がした。それにメルルの言い
方にも独特の迫力があった。どっかの選挙の
演説の様にも聞こえた。選挙なら思わず票を
入れたかもしれない。
アンジュ「なるほどでござる」
東上「アンジュおおまえはわかったのか?」
更に東上は驚いた。東上にはわけがわから
なかったからだ。
アンジュ「とうぜんでござるキラキラして
いたら眩しくてよくわからないでござる」
メルル「正解でござる」
なぜかアンジュに適応していた。メルルの
発言に。
東上「な」
東上は驚いた。
座敷アザラシ「えー」
座敷アザラシはおやおやを言うのも忘れて
いた。
三上「おー」
三上も思わず声をあげた。
爆笑「ふむ」
爆笑はいつも通りだった。
座敷ワラジ―「にょーーーーーーーーーー
ー」
よくわかないにょー。でも叫んだ方がいい
みたいだにょー。
座敷ワラジその場の適応力は高いみたいだ。
なえーおーふむにょーーーーーーーーーー
ー意味は無いが繋げてみた。やはり意味は無
かった。更に術中にはまっていたと思ったが
言った当の本人はまさかこんなことになると
はまったく関係無かった。ただ思ってる事を
言っただけだが悪い奴じゃないかもしれない
かもしれない。かもしれない。今はよくわか
らない存在だった。




