おはらい―10・契約
文章のフォーマットを統一しました。
東上「では話をするかのう。実はこの国に
はわが寺と同じ様な寺がいくつかあるのじ
ゃ」
座敷アザラシ「同じ様な寺とはおやおや。
どういうことですか? おやおや」
東上「それはそれぞれの寺が生業としてる
のが悪霊や物の怪退治ということとじゃ」
座敷アザラシ「おやおやそんな寺がほかに
もあるんですねおやおや」
東上「そうじゃあ最初は一つだったのじゃ
がそこから三つになり徐々増えていってな
今ではかなりあるのじゃ」
座敷アザラシ「おやおやいくつあるんです
か?」
東上「んんたしか各都道府県に一つはあっ
たはずじゃただ数は秘密じゃ。どこにある
のかもな」
おやおやしっかり数は覚えてないみたいで
すね。なのに秘密なんですね。会話がおかし
いですね。おやおやまあいいですけど。
座敷アザラシ「なるほど」
東上「これらの寺の特徴はな有るものと契
約をしてるということなんじゃ。それによ
り代償も必要になるがそれにより得るもの
があるのじゃ」
座敷アザラシ「おやおや契約ですか契約誰
としてるんですか?」
東上の雰囲気が急に変わる。
東上「そうかしりたいのかそうかただなそ
れにはな代償が必要になるぞ。んそれは契
約するのと一緒だからな。それでもよいの
かんん」
東上の顔は笑っていなかった。それを見た
座敷アザラシは震えた。
「ブルブルブルブルブル」
座敷アザラシ「あえあうおあー・・・・・
・すすいません今のは聞かなかった事にし
てくださいさい」
まじでビビっていた。どれくらいビビって
いたかというとおやおやを言うのも忘れるぐ
らいビビっていた。
東上「そうじゃそれが一番じゃ」
「ズーズー」
東上はお茶を飲んだ。それを見たものは。
座敷アザラシ「おやおやおやおやおやおや」
座敷ワラジ「どどうなってるんだにょー」
アンジュ「お茶などなかったでござる。い
ったいいったいどこからでてきたでござる
か不思議でござる。まさか下から」
さすがにこの寺にそんな機能は無い。それ
はまちがいない。
東上「おーアンジュよアンジュは賢いの。
だがハズレじゃ」
「ガクツ」
アンジュ「ハハズレでござるか」
座敷ワラジの頭の上でうなだれたポーズを
するアンジュ。よく見ると三上爆笑の前にも
お茶が置いてある。
「ズーズー」
「ズーズー」
三上も爆笑も茶をすすった。これは何かの
合図なのかそれとも喉が渇いたのかそれは今
はわからない。後になってわかるかもわから
ないがどうやらこちらも本物のお茶の様だ。
そうこれは落語ではない。
おやおやいつのまにおいたんでしょうか?
誰が何の為にああこれは飲む為ですね。それ
以外はないですね又つまらない事を考えてし
まいました。
東上「驚いておるな。茶を置いたのはサチ
コじゃ」
サチコは札を高々と上げた。




