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先輩が僕を好きになる理由が嫌な件  作者: なんだかなぁ
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おはらい―3・わからないわよ

文章のフォーマットを統一しました。

 東上「わからぬか? まあそれはしかたが

 ないことじゃ。これはな迷画まよいがと呼ばれるも

 ので本当に欲しいものが現れないとこの絵

 は売れないのじゃ。しかもその者にわたっ

 た時のみ力を出すのじゃ」

 おやぶん「え力ですか? それはどんな?」

 東上「それはそうならないとわからん。だ

 が運命のように引かれあうらしい。聞くと

 ころによると原因不明の病気や重症の怪我

 が治ったなどの話は聞いたことがあるが」

 おやぶん「そうですか」

 東上「それにこの場合はあまりお金にこだ

 わらないで渡した方がいい」

 おやぶん「そうなのですか?」

 東上「聞いた話ではな。そうすると渡した

 ものにも良いことが起こることになるらし

 いのじゃ」

 おやぶん「そうなんですね」

 いいことかでもそれよりも。

 東上「実際相手がいつあらわれるかわから

 んしな。それにこの絵は丁重にあつかわん

 と何がおこるかわからんしな」

 おやぶん「そそうなんですね」

 やはり問題があるんだな扱いがまずかった

のか。

 東上「あつかいが悪いと逃げようとするの

 だ。それに色々と通常では考えられん事も

 起こるそうじゃ」

 おやぶん「え」

 それはもしかしてこの前あったような事だ

ろうか? あれからビールの缶がまともに見

れない。だからビールは瓶ビールなんだが。

 ハチ「ヒッ」

 おやぶん「ハハチどどうかしたのか?」

 ハチ「ななんでもありません。すいません

 続けてください」

 「ドキンドキンドキン」

 今目の前にキツネ面があったどどうなって

るの。顔に当たる寸前の状態だ。もう元の場

所にあるけどみんなどうして気がつかないの

いや違う。そんなことがあれば大騒ぎのはず

よ。もしかして私だけなの? 起こってるの

は何か起こってるけどそれがわからない。

 声が聞こえた。

 そうかわからぬか。

 わからないわよ。何が起こってるの教えて

ちょうだい。

 しかし声は聞こえなかった。

 何? 本当に何が起こってるの。

 東上「んそうじゃな。これはこちらで引き

 取ろう。今回の相談料を引いた額をそちら

 に渡すと言うことでどうじゃろうか?」

 おやぶんは考えていた。これが最善だろう

かさっき言った金額も本当の金額だ。嘘を言

えばばちがあたると思ったのだ。売れれば売

り主も満足するだろう。

 東上「それとお主なにか変なことを見たみ

 たいだがそれも絵のせいなのでそういうこ

 ともこれでおこならなくなるぞ」

 おやぶん「わわかるんですか? すごいで

 すね。わかりましたではその方向でお願い

 します」

 電話で話たのは前に起こった声の話だけし

かしていないしな。それでその絵を見て欲し

いと言っただけなんだがそこまでわかるのか。

 いやー世の中は不思議な事があるもんすね

いやはやなんとも。おどうやらおやぶんの様

子がかわったみたいすね。元気になったみた

いです。京子さんは普段通りですね。ある意

味すごいっすね。

 ハチ「んん」

 それだけ? それだけなの? んんよくわ

からないからこれ以上わからないけどとにか

く人形は意識しないようにしないとさっきは

叫ばなくてよかった。これも幽霊のおかげだ

けど色々と驚きにくくなっているのかしら。

ただそれでもまったく驚かないわけではない

けどってなんで幽霊に感謝しなくちゃいけな

いのよ。でも不思議ねここではまだ幽霊を見

てないわ。どうしてかしら。

 彼らは寺を後にした。

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