得体の知れないもの―2・これは大変な事になったわ
文章のフォーマットを統一しました。
座敷娘「こいつは聞いたり見たりして進化
するのよ。だから変な事を言ってはダメよ」
ヒュー「わわかりました」
大変な事になったわ。まさか古代兵器なの
かしら。かってあったと言われる超文明の進
化する兵器恐ろしい。しかしこの状態ではヒ
ューを見てシャーデンフロイデなんて考えら
れないわね。おバカすぎるけどそれにドラマ
ティックには程遠いわね。
しかし彼女は忘れていた。自分が行ったこ
とが事の始まりな事を。
座敷娘「これは大変な事になったわ。こん
なやつがこの場所から出たらどうなるのか
しら」
ヒュー「どどうなるんですか?」
座敷娘「どうなるって? どうなるかそれ
はわからないけど」
ヒュー「ってわからないんですか?」
座敷娘「わからないけどきっと大変な事が
起きそうな気がするのよ」
ヒュー「ホエール」
クジラ何のことかしら。まさかこれがクジ
ラに見えるのかしら。まあいいけど。
たしかに見た目は怖そうですがまさかクジ
ラみたいなでかさにならないでしょうね。
ヒュー「ちょっとあれですけど」
座敷娘「それはたしかに」
大きさはイタチぐらいだろうかそんなに大
きくはない。だが彼?の可能性は無限大な気
がする。まさか大きくはならないわよね。さ
すがにNGワードは誰も言わない。でかくな
ったらどうしようもないのだ。
その後一応目は動いてるがそれ以外は動か
ない。後ろを向くフクロウみたいに座敷ワラ
ジと目が会った。
座敷ワラジ「にょーこっちを見てるにょー」
座敷娘「そうか」
ヒュー「どうしたんですか?」
座敷娘「元に戻すのよ」
ヒュー「戻すんですか?」
たしかにそれがいいと思いますが原因を作
ったのは誰か覚えてるんでしょうかもっとも
面白いと思って見てましたが。
座敷娘「そうよということでヘイカモン」
反応がない。
座敷娘「あんたのことよ来なさい」
座敷ワラジ「にょー」
座敷娘「そうよあんたよ。こっちに来なさ
い」
座敷ワラジ「なんだにょー」
座敷娘「今からあいつを元に戻すわ。そう
あんたの中に」
座敷ワラジ「にょーーー」
座敷娘「大丈夫よ。あんたは攻撃しないわ」
座敷ワラジ「ほ本当かにょー」
座敷娘「そうよだからいきなさい」
座敷ワラジ「うう」
座敷娘「ゴー」
座敷ワラジ「ううあ」
座敷娘「じゃあ後でビール一本あげるから」
座敷ワラジ「わかったにょー」
やはり最後は恐怖より欲望かしら。あら何
あの普通の歩き方はあ。やられた足元を見ら
れた。まさか私がはめられるなんて。
座敷ワラジ「んん」
今日はなんでサンダルだったんだにょー。
謎だにょー。全然関係無い事を考えていた。
本当に大丈夫なんでしょうか近づいても。
近づいてもきっと大丈夫なはずよ。ダメな
らそれまでだけど。
恐ろしい考えであった。近づいて行く座敷
ワラジ目があった。すると翼を広げた。
まさか目からビームでも出すのかしら。出
したら出したで研究が進みそうだわ。
しょせん妖怪事であった。
何が起こるんでしょうかまさか目からビー
ムまさかありえないありえる。やはりありえ
ないと言いたいですが否定はできませんね。
しかし目からビームですか。
ヒュー「んん」
実に興味深い。




