ノッペさん―38・上に立つものとは
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所長の斎藤さん「えー君冗談でもやめたま
え特に髪の冗談は私は嫌いでね」
更に下がる所長。年の割にはバックステッ
プが早い。竹山君の行動はたぶん場の雰囲気
を和らげる為だと思うが彼は残念な人だった
所長は違う意味でその行為に恐怖した。
竹山君「すすいません。それで本当ですよ
信じてくださいよ。あんな恐ろしい目にあ
ったのは始めてですよ。もう私もなにがな
んだか」
所長の斎藤さん「やはりそう言われても信
じられないんだが」
彼との距離を常にたもとうとする所長。
竹山君「はいだからボイスレコーダーある
のでこれを聞いてください」
所長の斎藤さん「何録音してたのかね会話
を」
竹山君「はいこれは仕事用です。会議など
で使うのでで聞いてみますか?」
所長の斎藤さん「ボイスレコーダーか?
わかったよし聞こう。そこから投げてくれ」
竹山君「わかりました」
笑顔で投げる竹山君少し怖い頭も怖い。
「ポイ」
所長の斎藤さん「何これはなるほど。たし
かに君の言う通りだね。ただ何かバックに
変な音が入ってるがこれは君が入れたのか
ね」
竹山君「音えー音ですかそんなものは」
所長の斎藤さん「ボリュームを上げてみよ
う。これは」
竹山君「聞こえますね。えー聞こえますよ
えーなんでどうしてえー」
所長の斎藤さん「落ち着きたまえ。それ以
上近づかなくてもいいから。たしかにこれ
は音というようり歌だね。ラーメンソーメ
ン味噌ラーメン豚骨ラーメン塩ラーメン。
どういう意味だろう。だが不思議だね」
竹山君「ななにがですか?」
所長の斎藤さん「最初の女性と次の女性二
人どちらにも聞こえるんだよ」
竹山君「えまさか? うわーえー本当だ聞
こえてる。こんな歌はしてなかったのに」
所長の斎藤さん「あ近づかなくていいから
しかし不思議な事があるんん。もんだね」
竹山君「ええーーー怖く怖くないんですか
これが」
所長は何も言わないがおまえの方が怖いよ
と思ってるかも知れない。それに彼の頭は見
ないようにしている。
所長の斎藤さん「いいかい上に立つものは
ねいついかなる時も取り乱してはいけない
んだよ。そうでないと下が大変なことにな
るからね」
すばらしい発言をする所長。
竹山君「すすすごいです。すごすぎます。
いやはは。さ流石ですね」
何故何か言おうとして近づくのかと思って
る所長かも知れない。いやそうだきっと。
所長の斎藤さん「あ近づかなくていいから
そういえばまだ続きがあるね」
竹山君「ああそれは警官とのやつですね。
ああ入ってたんですね」
所長の斎藤さん「なんとこれにもさっきの
歌が聞こえるよ」
竹山君「え本当ですか? なんでえーだダ
メです。ダメもう理解できません。ダメ理
解できませんよ。私には」
所長の斎藤さん「ただ一つわかったことが
あるよ」
竹山君「えそれだけですか? ででそれは
なんですか?」
所長の斎藤さん「まて近づかなくていいか
ら。斎藤君はもうここには帰って来ないっ
てことだよ」
竹山君「たたしかにそうですがええーそこ
ですか? えーもう私はあ」
所長の斎藤さん「どうかしたのかね」
竹山君「いえなんでもなんでもありません」
座敷娘「所長の斎藤さんの足はね。ガタガ
タ震えていたのよ。それを竹山君は気がつ
いたけど気がつかないふりをしてあげたの
ノッペさんもそれに感動したんだけどね。
まさか自分が正体をあかして出ていくわけ
にもいかないのでそこから去って行ったの
よ静かにね」
「ガチャ」「バタン」
なんかその後の展開が大変な事になってい
そうですが。
ヒュー「それでその後はどうなったんです
か?」
座敷娘「終わりよ」




