ノッペさん―35・いやどこからと言われても困るんですが
文章のフォーマットを統一しました。
今度は暇そうにしてる主婦そうな人二人に
喋りかけた。車から降りて近づいた。
主婦A[それでねそうなのよ]
主婦B「へえーそうなの大変ね」
竹山君「すいませんちょっといいですか?」
主婦A「あら何かしら?」
主婦B「あんた見かけない顔ね。どこから
きたの?」
竹山君「いやどこからと言われても困るん
ですが」
主婦A「困るあやしいわね」
竹山君「いえ決してそう言うものではあり
ません」
主婦B「それは言うわよね。だって私はあ
やしいものですがなんて言わないし」
主婦A「たしかにそうよね。やっぱりあん
たあやしいわ」
竹山君「それはそうですが困ったな」
主婦A「特に顔がね」
主婦B「そうね顔が」
竹山君「えー顔がですか?」
主婦A「ハハハハハ」
主婦B「ハハハハハ」
竹山君「どどうしたんですか急に怖いんで
すけど」
主婦A「冗談よ冗談あなたがあまりにも真
剣だからついね」
主婦B「奥さんかわいそうですよ」
主婦A「あらあなたが言うのそれ」
竹山君「はあ」
主婦A「でそこのあなた」
竹山君「はい」
主婦A「笑わせてもらったお礼にあなたの
聞きたいことを教えてあげるわ。何が聞き
たいの何が」
竹山君「あそうです実はですね。あの坂の
一番上の家について聞きたいんですが」
主婦A「坂の一番上の家。坂の一番上の家
。んん坂の一番上の家ね」
主婦B「奥さんあれじゃない。あれ例のあ
れよ」
主婦A「あああれあれのことね。あの化け
物屋敷のことね」
竹山君「ば化け物屋敷えー化け物屋敷です
か? えーえー」
主婦A「そうよ不気味よね。もう何十年も
ずっとほったらかしになっていて」
主婦B「それがある時綺麗な家があったと
かあんなボロボロなのに笑い声が聞こえて
来たとか誰も住んでなさそうなのに」
竹山君「そそうなんですか?」
主婦A「だからね」
主婦B「ねえー」
竹山君「どうしたんですか?」
主婦A「近くの家の人はみんな引っ越した
のよ気持ち悪いからって」
主婦B「そうよねあの近くはもう誰も住ん
でないはずよね」
竹山君「ちょっとちょっとまってください
。坂の上の方で女の方が近くに住んでるっ
て言ってたんですが」
主婦A「えーそんなはずはないわよねえー」
主婦B「そうよ誰も住んでないはずよ。そ
んなはずはでどんな人だったの」
竹山君「たしか顔にほくろがこことここと
ここに」
主婦A「えそれって噂は本当だったの」
竹山君「噂? 噂ですか?」
主婦B「たしかにあなたが言っていたその
人はいたのよ。安田さんて言うんだけど」
竹山君「いたんですかで今はどこに」
主婦A「それがね亡くなったのよ。なぜ亡
くなったかの原因は不明らしいけど」
主婦B「たしかにそこに住んでいたのよ。
みんな出ていくようにいってたんだけど気
味が悪いでしょ。でもあの人すぐに冗談を
言ってはぐらかすのよ」
主婦A「それでね親戚がねある時見に行っ
たらね」
竹山君「な何があったんですか?」
主婦B「なんでもミイラになってたらしい
の」
主婦A「調べたら本人だったらしくて今は
便利よねわかるみたいで」
竹山君「ミミミミミミイラですか? えー」
主婦A「そうよでもどうしてミイラになっ
たのかまったくわからなくてね」
主婦B「本来は白骨になるらしいけどミイ
ラはね」
竹山君「ははは白骨・・・・・・でですか?」
主婦A「そうよ」
主婦B「ね」
竹山君「じゃあじゃあですよ。私が私があ
ったのは誰ですか? 誰なんですか?」
主婦A「いいあなたよく聞きなさいよ」
竹山君「はははい」
主婦A「だからね誰もあの辺には近づかな
いの誰もよ」
主婦B「そう誰もね」
竹山君「え」
主婦A「あなたもね近づいちゃだめよ」
主婦B「そうよ近づいちゃ」
「ニタニタ」
「ニタニタ」
竹山君「わわわかりましたわかりました。
ああありがとうございましたー」
彼は急いで車に乗り込んだの。
竹山君「なんなんだよあれはいったいなん
なんだよ。なんか最後の方は気味が悪るか
ったよな。ニタニタしだして二人とも。あ
れえーどどうなってるんだよ。もういない
もういないよえーどうなってるんだよ」




