ノッペさん―32・それは何なのかね
文章のフォーマットを統一しました。
目輝「おそらくですが催眠術ですね。それ
もかなり高度な」
所長の斎藤さん「そうかやはりそうなのか
私も催眠術じゃないかと考えたんだがただ
あれは特殊な状態に相手もっていってから
行うもので実際に会ったお客様にいきなり
かけるなんて考えられないんだが催眠術師
が体が温かくとか重くとか言うのはその為
だとは知ってるんだが」
目輝「よくご存じですね通常はそうです。
かかりやすい状態に持っていってから行う
ものです。ただある特殊な植物から取った
薬品を使えば可能かも知れません」
所長の斎藤さん「そそんな薬品があるのか
ね?」
目輝「はい日本では手に入りませんが存在
はします」
所長の斎藤さん「それは何なのかね?」
目輝「それはすいませんお教えできません
ただガスのようにして相手に気づかれずに
使うこともできます。ただ人体に害がある
ものなので」
所長の斎藤さん「何危険なのかそれはまず
いよ」
目輝「量にもよりますがただそんな薬品さ
えも使う必要が無い高度なテクニックの持
ち主かも知れませんがそれは人との間を盗
むんですが」
所長の斎藤さん「間を盗むそれはどういう
ことなんだね?」
目輝「人というのは実際実から虚。虚から
実を繰り返してます。実際相手の状態が虚
になってる時または虚の状態にしてタイミ
ングよくしかければあるいわかなり難しい
ですが」
所長の斎藤さん「んんたしかにだがそうな
るとだねおかしいと思うのだが」
目輝「おかしい何がですかわたしの説明に
おかしなところがありましたか?」
所長の斎藤さん「いやそうじゃないよ。そ
うじゃなくてだいたいそれほどの腕ならそ
っちの世界で稼げばいいじゃないかだろう
何故こんな人の来ない遊園地のお化け屋敷
なんかに私には考えられないよ。それだけ
の腕があれば稼ぎ放題じゃないか」
目輝「それはたしかに言われてみればそう
ですね。これはこれで謎ですねこれは私に
もわかりませんね」
所長の斎藤さん「まあこうやって話をして
てもしかたがないので私は警察に連絡して
みるよ斎藤君が行ってるかも知れないしそ
れなら連絡できないのもわかるんだが」
目輝「はい」
所長の斎藤さん「あ警察ですかあのですね
。はいはいそうですか」
目輝「何かわかりましたか?」
所長の斎藤さん「いや今調べてもらって電
話をくれるそうだ」
電話の着信音が鳴る。
所長の斎藤さん「はいそうです。はいわか
りましたありがとうございました」
目輝「何かわかったんですか?」
所長の斎藤さん「斎藤君だが警察にはどう
やら行ってないようだ」
目輝「えーそうなんですか? じゃあ何故連
絡できないのかしら」
所長の斎藤さん「そうだ」
目輝「何かアイディアがあるんですか?」




