日常―4・不気味不気味も終わらせてやる戦いの時が来た妖怪達ふざけた事はゆるさないこれからこっちの時間だ妖怪の力今見せてやるいくぞ妖怪の力思いしれ
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ビール「なわけないでしょ。あんた達ふざ
けてるんですか? そんなの効くはずない
でしょ」
二体は思った。
じゃあさっきの叫びはなんだったのか。
座敷娘「じゃああれで行くしかないわね」
すると座敷娘と座敷ワラジで手をつないで
再び手のひらをゴミ箱に向けた。
座敷娘「こうなったら最後の手段でいくわ
いいわね。いくわよせーの」
2体の体の力が手のひらに集まっていく。
座敷娘「妖力30%よまだよ」
更に集まっていく。
座敷ワラジ「妖力60%だにょーきついに
ょー」
更に集まっていく手が震えだす。
座敷娘「我慢しなさい。妖力90%もう少
しよ」
更に集まっていく手がビリビリとすごいこ
とになっている。
座敷ワラジ「妖力120%満タンだにょー」
「ビビ。ビビ。ビビ。ビシビシビシ」
座敷娘「よしいくわよ。せーの」
2体で「パルザン」
するとすさまじい光が再びゴミ箱へ。
「シュパー」
ビール「ギャーギャーギャーギャー」
のたうち回る様に動くゴミ箱。
「カタカタカタカタカタカタカタカタカタ
カタカタカタ」
だが動きは徐々に小さくなっていく。
「カタカタカタカタカタカタ」
そして徐々に小さく。
「カタカタカタ」
そして徐々に小さく。
「カタタ」
少し調子が悪いみたいだ。しばらくすると
何も聞こえなくなった。
座敷ワラジ「こ今度こそ成功したにょー」
座敷娘「そうね。今度こそ成功したわね」
だが。
「ガタガタ」
ゴミ箱が揺れる。
ビール「なんですかそれはパルザンってG
じゃないですからGじゃ」
2体は思った。
Gみたいなもんだろうとおじゃまなところ
が。
座敷ワラジ「やっぱりだめだったにょー」
座敷娘「やっぱりだめだったのね」
ビール「あのもっと真剣にやってください
よ」
二体は思った。
何を真剣にやるんだろうコントだろうか。
座敷ワラジ「今のでわかったにょー。ちゃ
んと出て来るにょー」
座敷娘「ドロンだったのね。もういいから
遊んで欲しいのよねそうよね」
ドロン「ドロンじゃないんですがいいでし
ょう。ではドロン。パッ」
するとその掛け声で何かが現れる。それは
煙の塊の様なものだった。
ドロン「ドロンじゃなく正確にはヒュード
ロドロドロドロドロですけど」
座敷ワラジ「長すぎだにょー。長すぎるか
らカットされたんだにょー。言いにくいに
ょー」
座敷娘「そうね長すぎるのは」
座敷ワラジ「んん長すぎるのがどうしたに
ょー」
座敷娘「敵よね敵よね敵よね。だから撃た
せてもらうわ」
「チャキッ」
ドロン「それはまさかあの有名な」
座敷娘「そうよワルサーP38本物よ。実
際あんたはめざわりなのよ」
そういって銃を向ける座敷娘。
座敷ワラジ「ほ本物かにょー」
座敷娘「さようなら楽しかったわ」
座敷娘が別れの言葉を言った後。
「バーン」
すごい音がした。
座敷ワラジ「グアーってあれ痛くないにょ
ー。それになんで僕が撃たれることになっ
てるんだにょー」
座敷娘「フフフフなんてね」
返答になってなかった。
さっきのは何だったんだにょー。
するとどこかで小さな音がした。だが小さ
くて誰も気がつかなかった。それは水につけ
ていたクエスチョンマークだった。動こうと
してるみたいだが動けないみたいだ。
座敷ワラジ「納得いかないにょー。本物じ
ゃなかったのかにょー」
座敷娘「あら本物のモデルガンよ」
本物で撃たれたかったのかしら。
座敷ワラジ「もう何て言えばいいかわから
ないにょー」
それを見て何かを考えるドロン。
ドロン「てきですかてきですかいやあこり
ゃあてきびしい」
どこからか持ちだしたセンスで自分の頭を
叩く。あたりを静寂が走る。




