第八十二章 日常・変な感じがあしませんか妖怪達がいるこの場所で不思議な事を起こり大騒ぎきをつけなきをつけな妖怪でも理解できない事があるんだよ
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ここは霊切寺赤崖の家である。そこで座敷
娘と座敷ワラジが喋っている。たんなる日常
の会話みたいだ。
座敷ワラジ「今日は天気がいいにょー」
座敷娘「本当ね。こんないい天気は久々ね
どこまでも抜けて行くような青空なんかい
いわね」
座敷ワラジ「そうだにょーこんな日はやっ
ぱりにょー」
座敷娘「やっぱり何」
座敷ワラジ「これだにょー」
「プシー」「ゴクゴク」「プハー」
そうやって缶ビールを飲む座敷ワラジ。
座敷娘「そそういうことね」
座敷ワラジ「そういうことだにょーやっぱ
りこれだにょー」
座敷娘「まあいいけどね自分の金で買った
やつだしね」
「ギクッ」
座敷娘「え何違うの」
あせる座敷ワラジ。
座敷ワラジ「いやそんなことはないにょー
。にょーにょーにょーにょーにょー」
座敷娘「あやしいあやしすぎるわ。ちゃん
とお姉ちゃんの目を見て言ってみなさい」
座敷ワラジ「お姉ちゃんお姉ちゃん。誰が
誰のお姉ちゃんだにょー」
座敷娘「フッ今のはたんなるノリだから忘
れなさい」
座敷ワラジ「わわかったにょーあそういえ
ばこの前なんかあったって言ってたにょー
その時は用事があって聞けなかったので今
聞きたいにょー」
ととにかくここはごまかすんだにょー。
あやしいあやしいけどままいいか。
座敷娘「ああそれね。実はこの前こんな話
があったのよ」
座敷娘の話を聞きたそうにする座敷ワラジ
なにかごまかそうとしてるようにもみえるが。
座敷ワラジ「何が何があったんだにょー」
ここはうまくごまかすんだにょー。
座敷娘「実は私のお気に入りのあの店にね
出たのよ」
座敷ワラジ「出た何が出たんだにょー妖怪
かにょー新しい。それともあっちの人かに
ょー」
座敷娘「妖怪やあっちの人ならいいんだけ
どね。人間なのよ」
座敷ワラジ「人間ああ人間ん・・・・・・
人間。えー人間にょーありえないにょー」
それを聞いてありえないと言う顔になる座
敷ワラジ。
「ガーン」
ショックを受ける座敷ワラジ。一瞬手から
力が抜けそうになる。
座敷ワラジ「おー驚いてビールを落とす所
だったにょー」
こいつはいつもビールを飲んでいるのか昼
間からそうなのかうらやましい。
座敷娘「でしょ私も驚いたわよ。みんなも
そうとう驚いてたし人間だどうしようとか
言ってた妖怪もいたし」
座敷ワラジ「それは当然の反応だにょー」
妖怪がこないはずの人間を見てパニックに
なるのはあたりまえだにょー気の弱い妖怪だ
っているんだにょー。
座敷娘「マスターなんか喋れるのにみんな
私に回してくるんだから」
あのあのマスターがかにょー信じられない
にょー。
座敷ワラジ「あのマスターを驚かせる人間
かにょーどんなやつだにょー興味があるに
ょー」
座敷娘「違うのマスターはシャイな妖怪な
のよ」
座敷ワラジ「シャイにょー? 意味がわか
らないにょー」
何を言ってるのかさっぱりわからいって顔
になる座敷ワラジ。
シャイシャイってどういうことだにょー。
座敷娘「実はね好みらしいの」
座敷ワラジ「このみこのみこのみ。にょー
にょーにょーーーー」
座敷ワラジ彼に再び衝撃が走る。
「ビカッ」「ババババババババババ」
雷に打たれたような衝撃が今度は驚いて持
ってるビール缶を握りつぶしそうになった座
敷ワラジ。
ああぶなかったにょーまだ入ってるんだに
ょービールを見る。
ビール「潰しちゃいやですよ。まだ入って
ますよ」
座敷娘「え何がどうなってるのよ」
座敷ワラジ「わわからないにょー」




