フードファイター―27・少女の話
文章のフォーマットを統一しました。
ボルボ「だからそこのビルにあるモニター
だ」
リンダ「ああこれねなるほど」
そこには映画の予告をやっていた。題名は
モヒカン族と少女だ。昨日も歩いてた所で流
れていたし自分の部屋のテレビでも少し見て
いたのだ。そうちょっとだけ。
ボルボ「飛行機事故に会った少女メアリー
が奇跡的に生きていてだな。モヒカン族に
助けられるんだがそこである選択を迫られ
るんだ。モヒカンを断って村からでるか生
きる為にモヒカンになるかだ。これにはキ
ャッチフレーズがある。髪と命どっちを取
りますかってな」
リンダ「それは女にとってきつい選択ね」
私にできるだろうかモヒカンになる選択が
いやいや命にはかえられないから。
ボルボ「メアリーは名前も捨てるんだ」
リンダ「何て名前になるの」
名前をすてるんだ。私に名前があ今は別の
名前だった。
ボルボ「モヒカーンリーになるんだ」
リンダ「変な名前ね」
何それなんなの。
ボルボ「最初はリーなんだがな。戦士の称
号としてモヒカーンを名乗るほど強くなる
んだ。それとリーとは名前を捨てることで
過去との決別を意味する。ただし生まれて
来たことに感謝する意味で一部名を残すん
だ。これは族長が決めるんだが」
リンダ「そうだったのね」
今の私ならリンかンダかンダはさすがにき
つそうね。
ボルボ「ただこの話はモヒカンになっただ
けでは終わらないんだ」
リンダ「えーまだ何かあるの」
なっただけじゃだめなの。いったい何があ
るの。どんだけどんだけなの。
ボルボ「それは」
リンダ「そそれは」
ボルボ「見てみないとわからんな」
リンダ「なっ何それ」
ボルボ「しかたないだろう。映画雑誌に書
いてあるのがそれだけってことだ。みんな
書いていたら誰も映画を見ないだろうしな」
そうこう言いながら車に乗っていると動か
なくなった。正確には前の車が止まっている
のだ。
リンダ「動かなくなったけどどうなってる
の」
ボルボ「さあな。どうなってるんだレッド」
レッド「事故みたいですね。どうします時
間がかかりそうですが」
ボルボ「そうかならとぶぞ」
レッド「わかりましたとぶんですね」
リンダ「えとぶって」
ボルボ「とぶって言っても意味が違うがな」
何わからないんですけど。




