都市伝説5―24・大事な確認
文章のフォーマットを統一しました。
多田「たたしかに聞いていて不思議な話で
すがゆかりさんは絶対嘘をつく人じゃない
ですしこんな話で嘘をつく意味もありませ
んからそれは本当のことだと思ってます。
不思議な話ですが」
とりあえず言えるだけのことを言ってみる
多田。
ゆかり「ありがとうやっぱり多田君に話て
よかったわ。頭がおかしくなったっていわ
れたらどうしょうかと思ったけど」
多田「えそそんなことはそんなことはない
です」
思わずうつむいてしまう多田。
ゆかり「こういう話って誰かに聞いてもら
うと楽になるんだね。ほんと少し楽になっ
たよ」
多田「それで他には何もないんですか?」
体に異変とかいいかけたがやめることにし
た。不安をあおるだけと思ったからだ。
ゆかり「んんそうそれ以外は特に何もない
んだよね」
多田「そうですかよかった。よかったじゃ
ないですか特に何もないんなら私も変な体
験はしてますがそれだけです大丈夫ですよ」
ゆかり「あありがとう」
その後。
ゆかり「そういえば多田君は何か最近は変
わったことは無いの」
顔を近づかせて聞いてきた。
多田「いえそそういうのは今はないですね」
近い近いんですが。
ゆかり「そそうなんだ又変わった話があっ
たら教えてね」
多田「はいその時は」
心臓がドキドキした。その後は日頃のたあ
いのない話をして最後に多田は最近気になっ
ていたことを聞くことにした特に何も考えず。
多田「あの一つだけ聞きたいことがあるん
ですが」
ゆかり「えーエッチなこと以外なら大丈夫
かな」
多田「えエッチな話エッチな話じゃないで
すよエッチな話じゃ」
あわてる多田。エッチエッチと連呼して恥
ずかしくなるが。
ゆかり「え本当かなって冗談冗談だよ。で
何かな」
多田「聞いたんですが最近肉料理を食堂で
よく食べてるって」
ゆかり「に肉」
ななんだ。一瞬だがゆかりさんの雰囲気が
変わったような。一瞬だが別人のような気が。
「はっ」
ゆかり「ああ肉ね最近食べらるようになっ
たんだ。でね好物になったのおいしいよね
お肉って」
元に戻ったと言うか気のせいなのか一瞬だ
け別人に感じたのは前に話た時は。
ゆかり「お肉ねお肉は苦手なのよね。少し
なら食べられるんだけど」
実はさっきの話は聞いたのではなく多田は
チェックしていたのだ。よく見てると思われ
てストーカ扱いされるのを防ぐ為誰かに聞い
たことにしたがゆかりさん最近はほとんどと
いうよりいつも肉料理を食べてる。前は苦手
だって言っていたのにただそれぐらいは変わ
ることもあるかと思った。食べ物の好みぐら
いは時間も立ったのでそろそろ喫茶店を出る
ことに私がさそったからと言ってお会計をす
ますゆかり。
ゆかり「だめだよ今日は私の奢りだからね」
多田「えでもあありがとうございます」
結局カフェオレは奢ってもらうことに。
ゆかり「じゃあまた会社でね」
多田「はい今日はごちそうさまでした。失
礼します」
喫茶店を出ておたがいに違う方向へ歩きだ
した。多田は一瞬だけ振り向いてそれに気が
ついて手を振るゆかり。後は振り向かずにず
っと歩いていたがゆかりは少し歩いた後は振
り向いてじっと多田を見ていた。やがて多田
の姿が見えなくなると歩いてその場を去って
行った。
今日も。




