都市伝説5―19・あらたにあらわれたもの二人目
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二人目。
めぐみ「たしかたしかこのあたりかな」
あたりを見渡すが何もなさそうだ。
めぐみ「どうやらあの力を使う時のようだ
ねクロ行くよ」
この人は中二病だろうかそれとも。
クロ「だれがクロだ。黒の魔獣様だろうが」
めぐみ「ねえお願い力貸してよ」
クロ「しかたねえなー」
なんでこいつの頼みはことわれねえんだ。
これぞ魔獣さえも魅了するペットの力。
めぐみ「ハアー魔獣化」
「ドーン」
全ての感覚が一気に跳ね上がる。めぐみは
ある部分に意識を集中した。
「クンクン。クンクン」
めぐみ「ここれはわずかだけど何か匂うよ」
そうやって探してると。
めぐみ「ここだ見つけたよ」
クロ「おいおいやりすぎるなよ」
なんでおれが心配しないといけないんだ。
めぐみ「いくよ。ハアー」
ああ聞いてないなこれは。
両手に力込める。紫色に腕が光出した。
「ブーンブーン。バチッバチバチ。バチバ
チバチ」
放電しているようだ力を感じる。
めぐみ「魔獣の拳。ウリャーウリャーウリ
ャーウリャー」
このペットはいったい何をいきなりするん
でしょうか。
「ビキビキビキビキ。パリーン」
何かが割れる様な音がした。すぐさま飛び
込む。
めぐみ「わあお店が見つかったよ。クロ成
功だよ」
クロ「だから黒の魔獣様だって言ってるん
だがああ。聞いてない聞いてない」
無理やり結界をこじ開けて店の方に来まし
た。
「ピキピキピキピキ」
結界はすぐに戻ったが人間でしょうかこの
ペット。
めぐみ「わあー」
そうこんなありえない方法で店を見つけて
しまったのだ。だが戸を開けようとしたが。
めぐみ「ああかないあかない。何何これ開
かないよ。なんで」
クロ「おまえはイノシシかゴリラかチンパ
ンジーか」
聞いてない。
「ギーギー」
このペット無理やりこじ開けるつもりなの
か。
めぐみ「えーなんでなんでなの。ウオリャ
ーウオリャー」
クロ「んんおいちょっと待て、おいあれを
見ろ」
そうだあれを見ろそうすれば問題は解決す
るはずだ。
めぐみ「え何あれって」
クロ「だからあれだ札があるよな」
めぐみ「あるね」
クロ「なんて書いてある」
めぐみ「準備中って書いてるね。で」
クロ「えでってな。おい」
めぐみ「ウオリャーウオリャー。ハアーど
うしてあかないの壊れてるの」
壊れてるのはお前の頭だろうが、だめだ魔
獣化でおかしくなってる。
クロ「おい待てだから準備中準備中だ。だ
からあかないんだろが」
めぐみ「そうなの」
クロ「そうだろう。それしかないだろう。
準備中はあかないんだ」
よく見るとそこには準備中の札がしっかり
あるのだった。
めぐみ「あ、ああそれで結界が有ったんだ
ハハハハ」
クロ「どうやら納得したようだな」
本当に本当にわかったのかこのイノシシ女
が。
いやいや普通の店には結界は有りませんか
らねあなたたち。
しかしペット、ペットの力とはいったい何
なのか。まだまだ隠されたものがあるみたい
だ。待つこと30分で店に入れるようになる。
「ガラッ」
めぐみ「ウオッシャー行くよ」
クロ「店に入る時は静かにしろって、おい
聞いてない」
しかたないやつだ。魔獣化の影響でハイに
なってやがる。まあ体から色々と出てないだ
けましか、数少ない魔獣化できる人間なんだ
が問題がこんなにあるとは。
店にペットのイノシシが入って来た。めぐ
みは常連になった。だが多田はまだそのこと
を知らない。だが他にも驚くべきことが。




