都市伝説5―15・いったいどうすれば悩む多田
文章のフォーマットを統一しました。
どうやら他にもメニューが有るみたいだが
こちらは日替わりみたいだ。全て魚関連の物
だった。それと店の名前は酒と魚だった。ウ
ナギが来たやはりうまい。ウナギを食べ終わ
った。さあ帰ろうと思った時に例のスキンヘ
ッドの男が喋りかけてきた。坊さんかもしれ
ないが。
スキンヘッドの男「ちょっといいですか?」
何なんだこの人はやはり宗教関連の人なの
かと思ったがこれは宗教の勧誘パターンだ。
はてなんだろうとついていくとその宗教に対
して語りまくるのだ。
「ぺらぺらぺらぺら」
「ぺらぺらぺらぺら」
しかし前に通訳してもらってるのでいやな
顔もできない。とりあえず聞いてみることに
宗教関連ならことわればいいのだ。だが難易
度は高い相手のペースに乗せられたら終わり
だ。相手はプロなのだ。
多田「な何でしょうか?」
額から汗が出て来た。
スキンヘッドの男「実は今あなたが悩んで
いる問題ですがある方たちが解決されたみ
たいです」
えこの人はいったい何を言ってるんだ。最
初はよくわからなかったがこの人には何も言
ってないんだが。
「ドクン」
心臓から音が聞こえた感じがした。あれの
あれことだろうか多田にはそれしか思いつか
なかった。あれについては今は考えることも
やめていた。考えないこともやり方の一つな
のだ。
多田「そそれはある方って誰なんですか?」
当然聞かずにはいられない。ある方と聞い
てこちらにいる例のメンバーを見る多田何か
こちらを見てるようにもみえる。手を振った
方がいいのだろうかやめた方がいいと思った。
スキンヘッドの男「それはそれは言えませ
ん」
言えない言えないのかただそれはあまり問
題ではないとは思った。問題が問題なだけに。
多田「ではでは私はどうすれば」
そうどうすればいいんですかおしえてくだ
さいよお坊様。自分でしらないうちに心の中
だけはお坊様になっていた。人とは現金なも
のである。
お坊様「普通にしていてください」
多田「ふ普通、普通ですか?」
すこし驚いた。普通、普通なのか、でもお
坊様の言うことだ聞かないわけにいかない。
お坊様「そうそういうことです。それをお
望みの方がいます」
俺にそれを望んでいるのか、期待に応えね
ばと思ったがそれこそ普通じゃないと思った
ななんて難しいんだ。




