都市伝説5―13・ヨウコとめぐみ
文章のフォーマットを統一しました。
ヨウコ「あそれは今日買って来たジュース
がおいしくて」
そうよ。だからさっきからこうやってチビ
チビとジュースを飲んでいるのよ。ペットの
あなたにはわからないでしょう。
だが実際はヨウコの体からいやな汗が流れ
出ていた。やはり体は正直だ。平静をよそっ
ているが実はギリギリの状態だ。やはり虚を
つかれたという動揺が大きいのだ。さいわい
汗をかいても下着が見えてしまうような恰好
でなかったのでよかったがそうでなければ下
着がもろに見えてしまったかもしれない。そ
うそうなれば普段とは逆の状態になるだろう
男達の視線が大変なことに。
めぐみ「あそれって新製品のやつだね。そ
んなにおいしいんだ」
ヨウコはあせった。
まずいわ。これではあっちの話が聞けない
じゃない。うまく返したつもりだったのにめ
ぐみはこういうことには目がないんだった。
話を長引かせるわけにはいかない。長引けば
ここにいる意味も無くなってしまう。あちら
の会話が終わってしまう可能性もあるのだ。
私はもしかしてペットに振りまされてるの。
まだ飼ってもいないのに。
飼ってもいないペットに振り回される。そ
んなことがあるのかと考えるヨウコだった。
だがヨウコの次の判断は早かった。
ヨウコ「ああなたも近くのコンビニで買っ
て来たらどうかしら。まだ昼休みの時間が
あるから」
ヨウコは思った。
まだいける私はまだいけるわ。
それに対してめぐみは即答で答えた。
めぐみ「あじゃあ今から行ってくるね」
やったやったわ。行けいっちゃいなさい。
ペットには用はないのよ。で話はどうなった
のかしら。
勝利したと思ったヨウコだったがヨウコは
この会話でかなり消耗していた。まさかたっ
たこれだけの会話でこれ程精神や体が消耗す
るとはペット恐ろしい。恐ろしいやつと思い
直すのだった。
次は勝てるだろうか。
もしもしこれは戦いではないのだが。
エネルギーをエネルギーを補給しないと。
いったい何のエネルギーかわからないが。
こちらでは。
多田はあることを考えていた。これを言う
のはどうするか考えていたのだがやはり言っ
た方がいいと思いなおしたのだ。他長は重要
なことに気がついてない。
又こちらでは。
ヨウコさんあの人は絶対何かを隠してるん
だ。だけどこの探偵のめぐみさんが必ず謎を
あばいてあげる。そうだおまえが犯人だ。
めぐみは自分の世界に入っていた。犯人な
んていないのに彼女は知らない。好奇心は猫
を殺すってことにだが彼女は猫ではないペッ
トだ。さてどうなるのか、どうやらめぐみは
ただのペットではないようだ。だが謎が一つ
有るそれは誰が飼い主かだ。これは誰にもわ
からない。




