都市伝説5―11・多田にあって他長にないもの
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多田「わかった。まあまともな話をすると
だ。おまえはな無いんだ」
他長「無い何が無いんだ」
多田「見えないだろ」
他長「見えない。し視力は悪くないぞ」
動揺してるのか? まあこの手の話は苦手
だからな。
多田「そんなボケはいいから。おまえは幽
霊とかを見たことがないだろう」
他長「いいるのかそんなの。俺はみんなが
俺を怖がらせようとしてるとしか思えない
んだが」
そうだそうに決まってる。なぜなら俺は見
たことがないからな。
多田「俺は何回かあるんだぞ」
他長「おおまえのおまえのことは信じたい
がこればっかりはな」
他長のようすが変わった。あせっているの
か? まだ始まったばかりだぞ。大丈夫なの
か他長。
多田「他長おまえにおまえに無いのは霊感
だ」
他長「零感か」
こいつはそれなら何もないだろうがそうか
動揺してるのか? しかたがないか。
多田「まあそうやって誤魔化したくなる気
持ちはわかるがただ一瞬でも見えたなら少
しはあるかもな」
有るのか? 俺にも少しこれは喜んでいい
のか。
他長「零缶がか?」
多田「おい。その缶はどこで売ってるんだ
。買いたいんだが」
他長「欲しいのかよ」
多田「あああればな」
他長「わかったわるかった」
多田「わかればいいんだがだいたいそうい
いながら汗が出てるからな」
他長「え汗」
手で顔を触ってみる。
「ベタベタ」
かいてるかいてるぞ。わからなかった。追
い詰められているのか多田に。こいつこいつ
はさらに出来るようになったな。多田もうた
だの多田とは言えないな。ということはただ
じゃない多田なのか? 昔の俺とは違うのだ
よ。フハハハハハただじゃない多田が笑って
いるのか? 他長にはただじゃない多田がそ
う思っているような気がした。
多田「まあ体は正直だからな」
他長「体だと」
?「体」




