都市伝説5―10・他長の聞いて欲しい話
文章のフォーマットを統一しました。
多田は考えていた。何を考えていたか今度
は他長が話があるみたいだ。内容はわからな
い。もしかして儲け話かそれともうまい店な
のかと勝手なことを考える多田だった。
昼休み。
多田「でどうしたんだ」
儲け話なら乗りたいしうまい店なら行きた
いんだが。
他長「実はな俺も行ってみたんだ」
多田「行った。どこへ行ったんだ」
他長「犬山公園の川の近くに行ってみたん
だ」
多田「そうかおまえも川が見たくなったん
だなわかるわかるぞ。川はな人をどこか引
き寄せる魅力があるんだ。だから人はな川
を見たくなる時があるんだ。そうかそうか」
他長「おい」
多田「なんだ」
他長「おまえどっかのじいさんか? そう
いうボケは笑えないぞ」
多田「そうかわかった。でどうだったんだ」
他長「それでな」
他長が言うには店が見えたが入ろうとした
ら川に落ちかけてスキンヘッドの男に助けら
れた。その男にあなたには無理だと言われた
ことを多田はしばらく考えていた。
多田「そうか」
何か思いついたみたいだ。こいつ何かわか
ったのかごくたまに鋭いことを言う時がある
からな。今回はどっちだ。
他長「いいきなりどうしたんだ」
多田「わかったんだ」
他長「何がわかったんだ」
多田「おまえが店に入れなかった理由だ」
他長「なんだと理由がわかったのか?」
多田「たぶんだが」
他長「言ってくれ。おれは理由が知りたい
んだ」
多田「いいのかショックを受けるかも知れ
ないぞ」
他長「よくわからないがこのモヤモヤは何
とかしたい」
多田「モヤモヤかそれってうまいのか?」
他長「だからそういうのはいいから進めて
くれ」
だからそういうのはいい間に合ってるんだ。
キャラも変わってるし。
多田「わかった。おまえが店に入れなかっ
たのは」
他長「入れなかったのは」
多田「おまえが」
他長「俺が俺がどうしたんだ」
早く言えよ。
多田「おまえが妖怪がきらいだからだ」
「ガーン」
他長「そうだったのか」
多田「そうだそれしかないだろう」
他長「そうかそうなのかなんてアホかそん
なわけないだろう」
多田「違ったか」
他長「違うだろう」
多田「そうか」
他長「そうだよ」
多田「いいせんいってると思ったんだが」
他長「いいせんも何もそれは環状線だ」
多田「か環状線だとどういう意味だ」
他長「一生同じ所を回っていろ」
多田「それで意味は意味はわからないんだ
が」
他長「フッそれはわかるやつにわかればい
いと思ってるからな。ヒントは無しだ」
多田「では俺は」
他長「わからないってことは残念だったな
。おまえは選ばれなかったんだ」
「ガーン」
多田「てなるわけないだろ。さっきのおか
えしか」
他長「まあそんなところだ」
俺たちはこんな感じかさてそろそろ本題に
入ってくれよ。




