都市伝説5―2・多田の話
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他長「で今度は今度は何があったんだ」
どうやら多田が他長に何か聞いて欲しいみ
たいだ。
多田「そういえばここの定食量はあるけど
味がな」
他長「たしかにそうだなって、おいそんな
ことがいいたかったのか?」
多田「違う違うぞ」
いつもの多田のマイペースに流石に他長も
いらっときてるみたいだ。だが多田からして
みればいきなり言うのに抵抗があるので何気
ない会話を言ってみたのだが失敗したみたい
だ。
失敗したな。
他長「だったら早く言え時間が無くなるぞ
。貴重な昼休みの時間なんだからな」
追い立てる他長。
多田「ああ実はこの前な不思議な事があっ
たんだ」
他長の眉毛がピクンと動いた。
他長「おまえはまたか? またなのか?
いつもそんなこと言ってるからな。おいこ
んどこそこんどこそは本当なんだろうな。
これで何回目だ」
そうこれで何回目だろうかと他長は思った
だがその後こうも思った。ただこいつにつき
あうならこれぐらいはしかたがないか時々は
こちらも聞いてもらっているしまあこれもギ
ブアンドテイクか。
多田「いやこんどこそこんどこそ本当なん
だ」
この多田って男は何かあったと言っては他
長を振り回しているみたいだ。
他長「こんどこそって。おい今まではなん
だったんだ」
多田「今までは今まではなんだったんだろ
うな」
他長「おい前の前の時はたしか宇宙人に誘
拐されたんだよな」
多田「ああ」
多田は言いたくなさそうだ。だがそれを他
長がするどくつく。
他長「で中には誰にそっくりなやつがいた
んだ」
多田「そそれは」
他長「いえないなら言ってやろうか俺だよ
な。俺そっくりなのがいっぱいいてだれが
他長星人だ」
多田「ああ、ああれはどうも夢だったみた
いでただリアルだったんだよな。みんなが
他長だ。他長だって言って大変だったんだ
ぞ。宇宙船の中は他長だらけだし気がつい
たら家にいたんだが」
他長「知らねえよ。でその次は」
多田「俺は宇宙船である星に連れてこられ
た。その星にはいっぱいいたんだ」
他長「そうだよな。お・れ・が」
多田「そうそこは他長の惑星だったんだ。
俺は見てしまったあるものをそれは自由の
女神だったんだ。もしかしてここは地球か
と思ったらよく見たら顔は他長だった。そ
れはなんと自由の他長だったんだ」
他長「だから自由の他長ってなんなんだよ
。自由のた・な・がって」
多田「おれにわかるか、そんなことは自由
の他長に聞いてくれ。俺は自由の他長に願
ったんだ。家に帰して欲しいとすると自由
の他長が光出して眩しいって思って気がつ
いたら家に帰っていたんだ。すごすぎだろ
自由の他長は」
他長「おおまえはおまえは人をいったいな
んだと思ってるんだ」
多田「他長だが、だが不思議なんだ。気が
ついたら天井を見てたんだ。あ知ってる天
井だ」
他長「あたりまえだろうがおまえの家の天
井をお前が知らなくて誰が知ってるんだ」
多田「おまえも知ってるだろうが俺のうち
の天井は」
他長「たしかに知ってるがああ。そんな話
されるとやややこしくなるだろうが」
多田「わかったってわるかった。俺がわる
かったから。だが今回は本当なんだ」
他長「ああわかった。昼休みも長くないし
な。じゃあ喋ってくれ」
どうせ今回もたいした話じゃないだろうし
な。聞くだけなら暇つぶしになるか。




