第二十五章 泊まり・危険な状態だ
文章のフォーマットを統一しました。
今日は明日香が家に泊まりに来てます。近
所で通り魔強盗があって怪我をしてお金を
取られた人が出たとか明日香の親がしばら
く家に帰れないので心配なのでうちの母に
頼んだみたいだ。お泊り用に着替えなど入
れる為のでっかいスポーツバッグを持って
来た。少し前玄関で。
「ピンポーン」
母「はい。あらいらっしゃい」
明日香「桃のお母さん今夜はよろしくお願
いします」
母「はいあがってね」
明日香「あんた男なんだから当然荷物を運
んでくれるのよね」
母「そうよ桃女の子には優しくしなくちゃ
だめよ」
僕「ははい」
明日香「ではお邪魔します」
お重い。いったい何が入ってるんだ?
明日香「何なにかいいたいことがありそう
な顔ね」
僕「めめっそうもございません」
明日香「はあ何その時代劇の口調は?」
僕「あう大丈夫」
明日香「そう大丈夫ならいいわね」
僕「はあはあ」
「ドカ」
明日香「ちょっともっとゆっくりおろしな
さいよ」
僕「すすみませぬ」
明日香「何か言うきもなくなったわ」
母「明日香ちゃんご飯が出来たから降りて
来てくれる。桃もよ」
明日香「はいいきます」
僕「いきます」
「ドタドタドタドタ」
母「今日はカレーよ」
明日香「わー私カレー大好きです」
母が作るカレーはエスニック風で本格的だ
明日香が喜んでるのは本心だろう。
母「さあどうぞ」
明日香「いただきます」
僕「いただきます」
明日香「おおいしいです」
母「そうよかったわ」
僕「うまいよ」
明日香「ぱくぱく」
僕「ぱくぱく」
なんだ急に気配が変わった。さっきまでの
暖かい空気が徐々にピリピリしたものに何
が何これはアイコンタクト。見たらダメだ
まだこちらに気づいてない。明日香と母さ
んが何が起こるんだ。さらに空気が変わっ
た。
「ピュロロロ~ン」
くるのか何が。
母「ぱくぱく。そういえば明日香ちゃんこ
の前のテストの成績よかったのね」
明日香「いえそんなことありませんよ」
母「謙遜しなくてもいいのよ。おかあさん
からきいてるから。誰かさんに明日香ちゃ
んの爪のあかを飲ませてやりたいわね」
「ジー」
僕「んぐっ」
思わぬ方向から弾が飛んできて直撃した。
「ヒューン」「ドゴーン」
「ピシピシピシピシピシ」
「パラパラパラパラ」
わが防衛基地は危険な状態だ。危険だもつ
のか。
明日香「大丈夫ですよ。次のテストはしっ
かり勉強させますから」
母「あらそうたすかるわ。後でお礼しなく
ちゃね」
いいつのまにか商談が進んでる。
明日香「いいあんたには拒否権はないのよ」
母「そうよ拒否権なんてないのよ」
「ジー」「ジー」
僕「ははい」
最終ジャッジメント。どうやら僕の運命は
決まったみたいだ。何か売り飛ばされた感
が強いが食事が終わります。
明日香「あ片付けは私がしますから」
母「あらわるいわね」
明日香「いえいえ。おいしいカレーごちそ
うさまでした」
母「おそまつさまでした」
僕「ごちそうさま」
明日香「ああんたは何もしなくていいから
ね」
明日香あいかわらずそういうところがうま
い。
僕「じゃあ僕は二階に上がってるから」
明日香「終わったら行くから」
母「明日香ちゃん明日香ちゃんは桃の隣の
部屋を使ってね」
明日香「はいわかりました。ありがとうご
ざいます」
明日香は家事も得意だからな。とりあえず
二階に行こう。




