都市伝説4―4・好奇心はあるものを減らす
文章のフォーマットを統一しました。
坂本一郎健の父と母の益美が喋っている。
一郎「最近うちの自販機のビールが全然売
れなくなってきてるんだがどうしてなんだ
ろう」
益美「どうなってるのかしらね。前はあん
なに売れてたのにね」
一郎「だいたい今は自販機何てあまり売れ
ないのに売れてたのが不思議だったんだが
健おまえ何かしらないか? 変なこと言っ
てただろう」
健「えし知らないよ知らない」
一郎「そうなのか? 何か変なことしてな
いだろうな」
健「しないよしてないよ」
一郎「しかしよわったな。しかたないおま
えの小遣い来月から減らすからな」
健「えどうしてだよ」
一郎「どうしてもこうしても金が入ってこ
ないんだからしかたないだろう。俺の小遣
いも減るんだ」
健「そそんな」
益美「家全体が大変なのよ」
頼むから買いに来てくれ。もう何でもいい
からカメラは撮ってないから。
こちらでは。
座敷娘「あら機嫌がいいわね」
座敷ワラジ「今まで行ってなかった所に前
より安い所を見つけたにょー」
座敷娘「あらついてたじゃない。じゃあ前
に行ってた所は」
座敷ワラジ「ああもういかないにょー」
座敷娘「そそうよね」
座敷ワラジ「さっそくみんなに教えてあげ
たにょー」
座敷娘「あらあら終わったわね」
座敷ワラジ「何かにょー」
座敷娘「ただの独り言だから」
座敷ワラジ「そうかにょー」
こちらでは。
女子高生1「なんか最近ケンちゃんが元気
が無いんだって」
女子高生2「ああ小遣い減らされたらしい
な」
女子高生1「何でもれいのやつが自販機に
買いに来なくなったかららしいね」
女子高生2「そうかまあ世の中回ってるっ
て言うからな」
女子高生1「因果応報ってやつ」
女子高生2「まあそういうことだな。たと
え何であろうと良く回ってるなら置いとけ
ばいいんだ下手に手を出すと」




