第二十一章 おっさん
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ここは霊切寺赤崖の家だにょー。おっさん
がいる。
三上「んきさまそのビールはどこから手に
入れた」
座敷ワラジ「もらったにょー」
三上「でおいそいつは誰だ?」
おっさん「初めまして私が有名な座敷わら
しです」
三上「えー」
このおっさんがこの腹が出てる中年おやじ
がしかも自分から有名とか普通いうだろう
か。
座敷わらし「何かご不信な点でも」
ご不信だらけだが。
座敷わらし「ほっほっほ。おたがい年はと
りたくないものですね」
三上「おれはまだ高校生だ」
おい本当なのかこのおっさんが座敷わらし
であっているのかこれは三上の心の声です
ワラジはイエスとノーの書いた札をもって
ます。
「ビシー」
迷わずイエスの札をあげます。そうこれに
はなんの意味もありませんがしかし。
「バキーン」
おー俺の中の何かが砕けた気がした。夢は
死んだ。
「パタパタパタヒューボタッパタパタチー
ン」
犬は逃げた。
「ハフハフハフダッダッダッダ」
猫も逃げた。
「ニャータッタッタッタ」
ワラジがビールを飲んでいる。
「グビグビグビグビグビプハーー」
なんだこの消失感は。
「ズン」「ズン」「ズン」「ズーーーン」
座敷ワラジ「そろそろ止めた方がいいにょ
ー」
座敷わらし「そうですね」
わらしは手を打った。
「パンパンパーン」「ポン」
煙と共におっさんが子供の姿になります。
座敷わらし「すいません冗談です」
三上「冗談?」
座敷わらし「最近ストレスがたまってて」
三上「ストレス?」
座敷わらし「いや住んでる所は静かでよい
所だったんですが今は科学とかでやたら機
械が置いてあったりして引っ越しまで考え
るしまつです」
三上「んそれは気の毒なことだ。そういえ
ばテレビでそんな企画を見たことがあるよ
うな」
しばらく考えて。
三上「ならうちにこないか。こいつがじゃ
まならおいだしてもいい」
座敷ワラジ「ひどいにょー」
座敷わらし「ありがたいお言葉ですが今は
やくそくがあるので引っ越しはできません
。出来たとしてもその頃はあなたは死んで
るでしょう。まあたまに遊びにこさせても
らいます」
三上「んこちらはいいが住んでる所は留守
にしてもいいのか?」
どうなるんだいったいいなくなった場所は
いなくなると大変な事になるらしいが。
座敷わらし「ああそれですか身代わりがい
ますから。内容は企業秘密ですけどでこれ
はお土産です」
「ドン」
三上「これはビールではないか。すまぬ未
成年ゆえ飲むことが出来ぬ」
すると座敷ワラシの顔つきが変わる。これ
は子供の顔なのか。
座敷わらし「ほほう。私の酒が飲めないと
言うんですね」
これは子供の言う事なのか正確には子供み
たいな見た目です中身は少しビビル三上。
三上「そそんなキャラだったのか?」
座敷わらし「にひー冗談ですよ」
だがすぐに子供の顔に戻る。
「ドン」
座敷わらし「ジュースですどうぞ」
三上「おーかたじけない。しかしおどろき
ましたこんな性格とは結構おちゃめですな」
座敷ワラジ「何をいってるにょー。人をか
らかうのは妖怪のさがにょー」
座敷わらし「ですね」
そう言ってわらしは笑ってるがさすが妖怪
いろいろないみでよくわからない。まあ見
てて癒されるんだがとりあえずそれでよし
としよう。
「ジー」
座敷わらし「にひー」




