パンパカパンー364・祈りはどうなるのかにゃー
佐藤「不思議な話ですね」
田中「確かにそうだな」
佐藤「これはやはり」
田中「どうしたんだ」
佐藤「いやちょっとトイレに」
田中「そうかトイレにかんん」
田中は思った。
しまった、この流れを忘れてた、今入った
らまだ駄目じゃないのか、すごくまずい気が
する、たぶん佐藤は好奇心からだ、佐藤好奇
心は猫を殺すんだぞ、佐藤はトイレに行きた
いわけじゃない、だがトイレに行くと言われ
れば止める手段はない、まずいぞどうする。
佐藤「どうかしたんですか?」
田中は思った。
何て言えばいいんだ。
田中「と」
佐藤「とがどうしたんですか?」
田中「トイレ」
佐藤「トイレがどうかしたんですか?」
田中は思った。
駄目だ思いつかないいい方法が。
田中「・・・・・・いっといれ」
田中は思った。
駄目だこんな事しか思いつかない、これで
は時間稼ぎにもならない。
佐藤「えそんな事がいいたかったんですか、
んん」
田中「どうしたんだ」
田中は思った。
まさかさっしてくれたのか、さすが佐藤だ。
佐藤「ああーなんか上手く返そうと思ったん
ですが無理でした」
田中は思った。
そんな事考えてたのね。
佐藤「じゃあ行きます」
田中は思った。
もう誰にも佐藤は止められない、ああー一
人いるが無理だな戦力外だ、って鈴木には止
める理由もない、終わったさらばだ・・・・
・・いやまだだ、とりあえず佐藤の様子を見
よう。
田中「じゃあ私は又現象が起こるか見させて
もらおう」
佐藤「えああーそうですか」
田中は思った。
大丈夫だ人のトイレの音までは聞く気はな
いからな、それに同じ現象が起こるか気にな
るしな、そうだもしかしたら開かないかもし
れない、それにかけるしかないのか、まあそ
れはそれで問題だが。
トイレの前に来た佐藤。
佐藤「では行きます」
トイレのドアに手をかけた、鍵はかかって
ない、どうなるんだ。
「キイー」
田中「開いた」
佐藤「開きましたね、えー開きましたよ」
田中「いやそんな事言われても、開いたな、
えー開いたな」
田中は思った。
どうなってるんだ、いやこれが普通のトイ
レだが、まさかもういないって事か、いませ
んってそういう事か、その後声を聞いてない
しな、となると問題はあれだけだな大丈夫な
のか。
佐藤「じゃあもう大丈夫ですね」
田中は思った。
大丈夫じゃないんだが、何て言えばいいん
だ。
田中「そそうだな」
田中は思った。
佐藤すまん私は嘘つきだ、後は短時間だが
なくなってるのを祈るしかない。
声が聞こえた。
祈りはどうなるのかにゃー。




