パンパカパンー297・変な声を上げたんだにゃー
そういうと島国は体を探りだした。
それを信じられない目で見る島田。
島国「ここにはないな」
胸ポケットを探ってる。
それを見た島田は思った。
何をやってるのこの人は。
何を見せられてるのかまったく理解できな
かった。
島国「じゃあこっちかな」
今度は島国はズボンのポケットを探り出し
た。
島田には理解できなかった。
島田は思った。
何が起こってるの。
まさかズボンをおろすの。
そっちのネタなの。
それどこまでやる気なの。
理解できないしとんでもない物を見るめつ
きで見てた。
だが目は離さなかった。
島国「あっ」
島田「え」
島国「ありました」
「カタッ」
それを机に置いた島国。
島田は思った。
何これ。
なんだろななんだろうなこれはなんだろな。
これはこれから何が起きてるの。
これになんの意味があるの。
それは小さなバナナだった。
だがバナナだが食べる事ができない。
腐ってるのかいや違うそうじゃない。
これはおもちゃだ。
どう見てもおもちゃだ。
何を言えばいいかわからないので何か出た。
島田「ああー」
これを言うのでせいいっぱいだった。
島田「ああーやっぱりそれじゃ小さいです
かやっぱり大きいのがいいですねバナナは
島田さんは大きいバナナが好きなんですね」
そんな島田さんに更に追い打ちが。
島田「えっ」
島国は笑ってる。
もはや恐怖でしかない。
島田は思った。
この人はいったい何を言ってるの。
これで終わりじゃないの。
島国「そうですよね大きいバナナがいいで
すよね」
島田はしばらく固まっていたがその後島田
はうなずいた。
声さえも出なかった。
それがせいいっぱいだった。
だが思ったこの判断でよかったのか?
じゃあどうすればいいか?
わからない。
頭の中が色々な問いかけでぐるぐる回った。
島国「じゃあ大きくしましょうか?」
島田「えっ」
言葉を疑う声が。
島国はハンカチを取りだした。
それをバナナのおもちゃにかける。
島国「いいですか大きく大きく大きくなあ
れって言ってもらえますか? じゃあ一緒
に言いましょう」
島国「大きく大きくどうしたんですか?」
島田「ああーすいません」
島田はもはやパニックなっていた。
だがこのままでは終わらない。
諦めて言う事にした。
島国「大きく大きく」
島田「大きく大きく」
島国「大きくなあれ」
島田「大きくなあれ」
島国「じゃあ大きくなったか見て見ましょ
うか?」
島田はうなずいた。
島国「ジャジャーン」
島国はハンカチを上げた。
そこには。
島田は思いっきりそこに集中した。
だがそこにはおもちゃのバナナが。
島田「ああーーーーーー」
島田は変な声を上げた。
声が聞こえた。
変な声を上げたんだにゃー。
それを見て島国は笑っていた。




