パンパカパンー282・下着姿で寝てたんだにゃー
「ガーン」
田中はショックを受けた。
実は田中は腕時計に対してこだわりがあっ
た。
それはつけるならごっつい時計普通は軽い
時計を好むが重い時計を好むのだ。
まあ大きな時計なら自分を守事ができる的
な考えもあった。
だがそれとは別に家ではかならず腕時計を
外すのだそれは何故か?
それは突きの練習で腕時計本体がベルトか
ら外れて飛んで行くからだ。
ウオッチミサイルなんて言ってるが壊れた
り無くなったりしたら大変だ。
だいたいすごいスピードで飛んで行く。
それと何故か腕時計を家でつけておきたくな
いからだ。
まあ軽くシャドーして吹っ飛ばしたら大変な
事になった経験もあるからだがどうもつける
のが嫌って事もある。
これは本人にもわからない事ではある。
田中は思った。
家でいる時は腕時計はつけてない。
それにあの悲鳴はゲンガー達がやっただから
確認しなかった。
その後の悲鳴も時間を確認しなかった。
その後は島田さんの恰好が気になって時間
なんて見てられなかった。
極めつけは今腕時計をしてない。
なんだこれはこんな時に無時計人の問題が
起こるとはもちろん島田さんの事を忘れた
くないからいつも通りじゃなかった。
どうしてもあの姿を忘れたくない。
雪国「どうしたんですか?」
雪国にこんな事がわかるわけがない。
田中は思った。
それに今何時なんだ。
この部屋に時計がない。
何故ないかわからない。
普通はあるんだが何故ないんだ。
罠なのかいや俺をはめて誰が喜ぶんだ。
しかも今時間がわかるのはスマホだけだが
この状態ではスマホを見るわけにもいかな
い。
雪国「取り調べ中に何をやってるんですか?」
と言われるからだ。
田中は自分が時間が言えない事をどういっ
たらいいかわからなかった。
それが雪国に理解できなかった。
雪国は思った。
何故田中さんは時間を言わないんだ。
簡単な事じゃないかけど言わない。
まさか俺は何か試されてるのか?
雪国は悩みだした。
だが良い考えなど浮かぶわけがない。
なので二人は硬直状態になった。
ここはとんでもない事になったがこちらで
は島国が島田に質問していた。
島国「では島田さん何があったか教えても
らえますか?」
島国の表情はにこやかだ。
島田「はいあの・・・・・・その・・・・
・・」
島国「ああ大丈夫ですから。あった事をそ
のまま言ってもらえますか?」
島田「そのままですか・・・・・・わかり
ました。実は電気を消して下着姿で寝てた
んですが」
島国「したしたあー下着姿で寝てたんです
ね」
声が聞こえた。
下着姿で寝てたんだにゃー。
島田「あのそれでどんな下着か言った方が
いいですか色とか形とか?」
島国「えあいやそそれはああ大丈夫です大
丈夫です。下着姿だったってわかれば」
「ドキンドキン」
島国は思った。
この人は天然だろうか? だがこの人なら
いい気がする。
そうだこれは天然バンザイだ。
いやバンザイはさすがに言いすぎだな。
しかしなんか得したなこんな事があるんだ
な。
島田「わかりました」
島国「で何があったんですか?」
島田「ああ」
島国「あのあったんですよね。それを言っ
てもらったらいいんです怖かったのはわか
りますから」
島田「そうなんですわかってもらえますか
怖かったんです」
島国「そうでしょうそうでしょうで何があ
ったんですか?」




