表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
先輩が僕を好きになる理由が嫌な件  作者: なんだかなぁ
16/1764

お気の毒に―2・殺せ

文章のフォーマットを統一しました。


 三上「出て来たな。だが結界で逃げられま

 い。ではいくぞ」

 「シュパッツ」「チャキッ」

 居合の一閃で悪霊は消滅します。

 東上「なんじゃーあっさりおわってしまっ

 たのうつまらんのう。何か技の名でもさけ

 んでくれんかのう。そうすればかっこがつ

 くのにのう」

 三上「父上漫画やアニメの見すぎですぞ」

 やがて女の人が意識を取りもどします。

 女の人「うーううううう」

 「バカーッ」

 上半身をおこします。あたりをキョロキョ

 ロと見わたします。やがて。

 女の人「わ」

 三上「わ?」

 女の人「私は」

 三上「私は?」

 女の人「なんで。なんで私は縛られてるん

 ですか?へ変態」

 三上「へ変態だとー」

 この仕事をやっていてろくなことがない。

 この女に説明するのはかなり難しい。いつ

 もいつもわりにあわぬわ。とりあえず終わ

 ったので護衛の男の人に連れられて女には

 帰っていただくことにその間あいつを殺せ

 とか聞こえてくるがなんか悪霊に取りつか

 れた時よりきょうぼうになってるな。ああ

 あなると美女がだいなしだな。ああそれに

 してもわりにあわぬ。まあこれで一件落着

 めでたしめでたし。だが本題はここから始

 まるのだ。

 三上「父上」

 東上「なんじゃ?」

 三上「何かお忘れでないか?」

 東上「はて何かのう?」

 三上「この後におよんでおとぼけとは」

 右手をさし出します。

 東上「んなんじゃー?おーそうかそうか」

 服の中にあった飴をのせます。

 東上「これがほしかったのか」

 三上「これはもらっておきますがこれでは

 ありません」

 東上「あもらっておくのじゃな。昔は飴一

 つで機嫌もすぐなおったのにのう。でなん

 じゃ?」

 三上「悪霊退治の報酬です」

 東上「おおーそうであったな」

 「ほい」

 三上「せ千円とか小学生ですか?」

 東上「おまえも昔は千円でも大喜びだった

 のにさみしいのう」

 三上「いつの話ですか」

 東上「しかたないのう」

 三上「一万円。枚数がたりませんな」

 東上「これでどうじゃ」

 三上「三万円。おしい。だがまだたりませ

 ぬ」

 東上「んしっかりしとるのこれどうじゃ」

 三上「五万円。始めから出していただけれ

 ばよいものお」

 東上「欲は自分の身をほろぼすぞ」

 三上「今回の報酬で何十万ももらっていて

 なにもうしますか?政治家の娘ならそうと

 うふっかけたでしょうが」

 東上「しらんよ。ひょひょひょひょ」

 三上「あごまかしてお逃げになるかこの妖

 怪坊主」

 東上「ひょひょひょひょ」

 三上「んスキップしてておいつけぬとはま

 さに妖怪」

 東上「わしになんかようかい。ひょひょひ

 ょひょ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ