パンパカパンー155・田村がピンチなんだにゃー
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俺は考えていたがいい考え浮かばない、そ
んな時だった。
田村「どうですか少し休憩しませんか? お
茶でもいかがですか? コーヒーでも紅茶で
もありますよ」
田中は思った。
そうかどうするか、まだ話しが続きそうだ。
佐藤「ではロンお願いできますか?」
田中は思った。
佐藤が返事をしてしまった、まあ佐藤は田
村さんと仲がいいので、返事したのかもしれ
ない、いやここで何も言わないと、人間関係
がおかしくなると心配したかもしれない、そ
う俺とは違うからな、尻フェチの強い絆で結
ばれている、俺は残念だが嘘でも尻フェチな
んて言えない、もちろん女性の尻に興味がな
いわけじゃない、だがフェチではない、そん
な世界には足先だって入れない、そんな世界
での会話なんて想像もできない、そんな事よ
り俺もお言葉に甘えるか失礼だしな。
田中「ではコーヒーをお願いできますか?」
佐藤「では私もコーヒーでお願いします」
田村「わかりました、しばらくお待ちくださ
い」
田中は思った。
そうだな今良い考えが浮かばない、落ち着
いてコーヒーを飲めばまたいい考えが浮かぶ
かもしれない、しばらくして田村さんが戻っ
て来た。
田村「お待たせしましたコーヒーです」
田中は思った。
コーヒーを持ってきた、どうしてコーヒー
を持ってきたんだ、それは俺が頼んだからだ
だがコーヒーが来たのはいいが、それにより
問題が発生してしまった、俺はそれで今悩ん
でる、落ち着いて飲むはずだったが、そうじ
ゃなくなった、こんな状況で落ち着いて飲め
るわけない、このコーヒーが人が飲めるもの
じゃなかった、それならよかったかもしれな
い、なんて事を考えたんだ、飲めないものを
飲んだらアウトじゃないか、俺の前には二人
の死体が転がってる。
田村「ウウ苦しい・・・・・・リンリン」
「バタッ」
佐藤「ウウ田中さん・・・・・・お先です」
「バタッ」
事件が発生している、俺はまた追い込まれ
た、誰だ俺たちをはめたのは、なんてそんな
事が起こっていいわけない、それにそんな事
は考えてはいけない、しかもとんでもない事
を考えてしまった、これは予知なのかわから
ない、俺に起こってるのはそんな事じゃない
田村さんを見ていたらコーヒーをそのまま飲
んだのだ、佐藤を見たら佐藤はフレッシュだ
けを入れて飲んだ、佐藤なのに砂糖をどうし
ていれないんだ、だがそんなのは砂糖を何故
抜くの佐藤の勝手でしょだ、問題は俺がどう
すべきかだ、俺の前にコーヒーとフレッシュ
とシュガースティックがある、ここで砂糖を
入れたら俺だけが入れた事になる、だが見栄
を張って入れなければまずいコーヒーを飲む
事になる、俺は俺はいったいどうすればいい
んだ、今砂糖を入れるのか入れないのかで悩
んでるのだ、さらなる問題もあるが今はこっ
ちが先だ、俺はどうすればいいんだ、人と違
う事をすべきなのか合わせるべきかだが、あ
る人の言葉を思いだした、我いかなる時も自
分の道を進むべし、さすれば一切の後悔なし
たとえ周りからどう見られようと関係ないっ
て話しだ、己の信念のままに生きるってやつ
だ、俺は砂糖もフレッシュも入れる事にした。
「ドボドボ」「サラサラサラ」「クルクル」
完成だコーヒーを飲む、うまいやはり正解
だった。
田中「おいしいコーヒーですね」
声が聞こえた。
おいしいコーヒーなんだにゃー。
田中は思った。
そういうえば聞いた事がある、上等なコー
ヒーは砂糖もフレッシュも入れないと、だが
もうどうしようもない、言ってしまったもの
は取り消せない。
佐藤「おいしいコーヒーですね」
「ガーン」
田中は思った。
俺はショックを受けた、何故ショックを受
けたのか、それは俺があまり考えてなかった
って事を知ったからだ、俺はバカだったそこ
まで考えてなかった、佐藤も言った、だが佐
藤は砂糖を入れてない、俺とは立場が違う、
つまり砂糖を入れなくても、おいしいコーヒ
ーだったのか? 俺の選択は失敗したのか?
それなら後悔だらけだ、条件が同じなら同じ
事を言えばよかったのに、だがもう遅い、だ
からと言って何も言わないのはまずい、これ
が同時進行なら仕方ないが、俺は後だしだ、
なんとかできる方法もあったのに、やってし
まったのか? そうやってしまったのだ、決
断をしてしまった、あさはかだった、我いか
なる時も自分の道を進むべしなんて言ったの
は誰だ、いやそんな事どうでもいい、人のせ
いにしてはいけない、全て自分が悪いのだ、
真に受けた俺が悪いんだ、もしかしたら田村
さんも困ってるかもしれない、一人は本当の
味がわかってて、一人は味音痴がいるって事
だ、こんな時田村さんは何て言うんだ、俺に
はわからない、今この状況で追い込まれたの
は田村さんだ。
声が聞えた。
田村がピンチなんだにゃー。